وَمَا كُنتَ بِجَانِبِ ٱلطُّورِ إِذۡ نَادَيۡنَا وَلَٰكِن رَّحۡمَةٗ مِّن رَّبِّكَ لِتُنذِرَ قَوۡمٗا مَّآ أَتَىٰهُم مِّن نَّذِيرٖ مِّن قَبۡلِكَ لَعَلَّهُمۡ يَتَذَكَّرُونَ
またわれが(ムーサーに)呼び掛けた時,あなたはシナイ(山)の傍らにいたわけではなかった。だがあなたの主からの慈悲として(クルアーンが授けられ),あなた以前に1人の警告者ももたなかった(マッカの)民に警告するため(あなたは遣わされたの)である。必ずかれらは,訓戒を受け入れるであろう。
وَلَوۡلَآ أَن تُصِيبَهُم مُّصِيبَةُۢ بِمَا قَدَّمَتۡ أَيۡدِيهِمۡ فَيَقُولُواْ رَبَّنَا لَوۡلَآ أَرۡسَلۡتَ إِلَيۡنَا رَسُولٗا فَنَتَّبِعَ ءَايَٰتِكَ وَنَكُونَ مِنَ ٱلۡمُؤۡمِنِينَ
もしそうしなかったならば,かれらの手が先になした(行いの)ため,かれらには災厄が襲いかかるであろう。その時になって,かれらは言うであろう。「主よ,何故あなたは,使徒をわたしたちに御遣わしにならなかったのか。わたしたちはあなたの印に従い,信心深い者になったものを。」
فَلَمَّا جَآءَهُمُ ٱلۡحَقُّ مِنۡ عِندِنَا قَالُواْ لَوۡلَآ أُوتِيَ مِثۡلَ مَآ أُوتِيَ مُوسَىٰٓۚ أَوَلَمۡ يَكۡفُرُواْ بِمَآ أُوتِيَ مُوسَىٰ مِن قَبۡلُۖ قَالُواْ سِحۡرَانِ تَظَٰهَرَا وَقَالُوٓاْ إِنَّا بِكُلّٖ كَٰفِرُونَ
だが(今)わが手許から,真理がかれらに届けられると,言う。「ムーサーに与えられたものと同じようなものが,どうしてかれに与えられないのであろうか。」かれらは以前にも,ムーサーに与えられたものを信じなかったではないか。かれらは,「2つとも魔術である。互いに助けあうものである。」と言った。「わたしたちは(どちらも)信じない。」と言ったりした。
قُلۡ فَأۡتُواْ بِكِتَٰبٖ مِّنۡ عِندِ ٱللَّهِ هُوَ أَهۡدَىٰ مِنۡهُمَآ أَتَّبِعۡهُ إِن كُنتُمۡ صَٰدِقِينَ
言ってやるがいい。「それなら,この2つよりも優れた導きとなる啓典を,アッラーの御許から持って来い。あなたがたが真実なら,わたしはそれに従おう。」
فَإِن لَّمۡ يَسۡتَجِيبُواْ لَكَ فَٱعۡلَمۡ أَنَّمَا يَتَّبِعُونَ أَهۡوَآءَهُمۡۚ وَمَنۡ أَضَلُّ مِمَّنِ ٱتَّبَعَ هَوَىٰهُ بِغَيۡرِ هُدٗى مِّنَ ٱللَّهِۚ إِنَّ ٱللَّهَ لَا يَهۡدِي ٱلۡقَوۡمَ ٱلظَّـٰلِمِينَ
それでかれらがもしあなたがたに答えられないなら,かれらは只,自分の(低い)欲望に従っているに過ぎないことを知れ。アッラーからの導きがなく,自分の欲望に従う者以上に道に迷う者があろうか。本当にアッラーは悪を行う民を御導きになられない。