surah.translation .
慈悲あまねく*慈愛深き*アッラー*の御名において。
全創造物の主*、アッラー*に称賛*あれ、
慈悲あまねく慈愛深きお方、
報いの日*の支配者(に)。
私たちはあなただけを崇拝*し,あなただけにお力添えを乞います¹。
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1 「崇拝*」だけでなく、アッラー*のお力添えがなければ何事も叶わない。イブン・カスィール*は「(このアーヤ*の)前半部分では、アッラー*に何か他のものを並べることとの決別が、そして後半部分では、自らに何らかの力が備わっているとすることの決別と、アッラー*のみに全てを委ねることが命じられている」とし、この意味こそが「開端章はクルアーン*の奥義(おうぎ)であり、開端章の奥義がこのアーヤ*である」という先人たちの言葉の所以(ゆえん)であるとしている(1:70参照)。
私たちを、まっすぐな道¹へとお導きください。
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1 来世での成功へと続く道である、イスラーム*のこと(ムヤッサル1頁参照)。
あなたが恩恵をお授けになった者たち¹、つまり、(あなたの)お怒りを受けるでもなく、迷うでもない者たち²の道へ。³
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1 婦人章66-69も参照。 2 「お怒りを受ける」者たちとは、知識を預かってはいても、それに沿って行わなかった当時のユダヤ教徒*、および彼らと同様の状態にある者たちのこと。また「迷う」者たちとは、無知ゆえに導かれず、正しい道から迷い去ってしまった当時のキリスト教徒*、および彼らと同様の状態にある者たちのこと(前掲書、同頁参照)。 3 礼拝中かどうかに関わらず、開端章を読み終えた後には、「アーミーン(アッラーよ、聞き届けたまえ)」と唱えることが薦(すす)められている(前掲書、同頁参照)。