فَدَعَا رَبَّهُۥٓ أَنِّي مَغۡلُوبٞ فَٱنتَصِرۡ

それでかれは主に,「わたしは,本当に力尽きました。どうか御助け下さい。」と祈った。


فَفَتَحۡنَآ أَبۡوَٰبَ ٱلسَّمَآءِ بِمَآءٖ مُّنۡهَمِرٖ

それでわれは,天の諸門を開き水を注ぎ降らせた。


وَفَجَّرۡنَا ٱلۡأَرۡضَ عُيُونٗا فَٱلۡتَقَى ٱلۡمَآءُ عَلَىٰٓ أَمۡرٖ قَدۡ قُدِرَ

また大地に諸泉を噴出させ,水は合わさり,かねての神命によること(洪水)が起きた。


وَحَمَلۡنَٰهُ عَلَىٰ ذَاتِ أَلۡوَٰحٖ وَدُسُرٖ

しかしわれは板と釘で造ったもの(方舟)にかれを乗せてやった。


تَجۡرِي بِأَعۡيُنِنَا جَزَآءٗ لِّمَن كَانَ كُفِرَ

わが見守る中でそれは走った。これが(皆から)退けられたあの者への報いである。


وَلَقَد تَّرَكۡنَٰهَآ ءَايَةٗ فَهَلۡ مِن مُّدَّكِرٖ

われはこれを一つの印として残した。さて誰か悟ろ者はあるか。


فَكَيۡفَ كَانَ عَذَابِي وَنُذُرِ

さあわが懲罰と戒めとはどうであったか。


وَلَقَدۡ يَسَّرۡنَا ٱلۡقُرۡءَانَ لِلذِّكۡرِ فَهَلۡ مِن مُّدَّكِرٖ

本当にわれは,クルアーンを易しく説き明した。さあ,誰か悟る者があるか。


كَذَّبَتۡ عَادٞ فَكَيۡفَ كَانَ عَذَابِي وَنُذُرِ

アード(の民)も(真理を)虚偽であるとした。それでわが懲罰と戒めとはどうであったか。


إِنَّآ أَرۡسَلۡنَا عَلَيۡهِمۡ رِيحٗا صَرۡصَرٗا فِي يَوۡمِ نَحۡسٖ مُّسۡتَمِرّٖ

われは災厄の打ち続く日に,かれらに対し荒れ狂う風を送った。



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