ﯳ
                    surah.translation
            .
            
                            
            
    ﰡ
ある多神教徒が、自分とその人びとのために懲罰が来るように呼び掛けた。それはかれにとっては冗談だが、現実としては、審判により不信仰者にアッラーから来るべきものである。
                                                                        不信仰者は、それを防ぐことは出来ない。
                                                                        高さ、位階、美徳、恩寵の主、アッラーからのものなのだ。
                                                                        天使たちや清魂(天使ジブリール)は、一日にしてかれの元に登る。その一日の長さは、5万年である。
                                                                        使徒よ、だからあなたは、立派に耐え忍びなさい。心配なく、不満もない。
                                                                        かれらは、懲罰は遠くて、不可能と言うが、
                                                                        
                                                                                                                
                                    ﯲﯳ
                                    ﰆ
                                                                        
                    われらは、それが近くて、不可避と言っている。
                                                                        最後の日、天が溶けた銅や金などの金属になり、
                                                                        山々は、軽い羊毛のようになり、
                                                                        誰も自分のことで手一杯となり、他人のことを尋ねる親しい人はいない。
                                                                        かれらは近親者を目前に見るが、恐ろしさの余り、互いに何も尋ねない。罪人はその日、自分の罪を贖うために、自分の子孫から犠牲を出してもいいと思うくらいだ。
                                                                        
                                                                                                                
                                    ﭜﭝ
                                    ﰋ
                                                                        
                    その妻や兄弟たちを、
                                                                        かれをかくまった近親、
                                                                        そして自分が助かるなら、地上の人やジンの誰であれ、地獄の火の罰をのがれるために差し出すのだ。
                                                                        いや、それは断じてならない。実にあの地獄の火炎は、
                                                                        
                                                                                                                
                                    ﭯﭰ
                                    ﰏ
                                                                        
                    頭の皮を剥ぎ取る。
                                                                        真実に背を向けて去っていった者を、呼び返す。信じず、受け入れなかった者たち。
                                                                        
                                                                                                                
                                    ﭷﭸ
                                    ﰑ
                                                                        
                    また富を蓄積し、アッラーの道に差し出さなかった者も。
                                                                        人間は、強欲に創られている。
                                                                        悪いこと、つまり病気や貧困に出会うと、辛抱できずに嘆く。
                                                                        良いこと、つまり豊作や富に出会えば、アッラーの道に差し出さない。
                                                                        
                                                                                                                
                                    ﮊﮋ
                                    ﰕ
                                                                        
                    だが礼拝する者はそうではなく、非難されるべき特質はない。
                                                                        いつも礼拝をしている者、かれらは悪から遠く、定時に礼拝する。
                                                                        また自分の財産は限度を知り、妥当なところに留め、
                                                                        
                                                                                                                
                                    ﮙﮚ
                                    ﰘ
                                                                        
                    物乞いや、乞うことはなくても窮乏する者のために施す。
                                                                        審判の日を真実とする者、その日、アッラーは全員に応分に報われる日。
                                                                        またすでに善行を重ねていても、主の苦痛を恐れる者。
                                                                        確かに主の苦痛から逃れて、安全な者はいない。
                                                                        また自分の陰部(貞操)を守り、恥ずべき行為を慎む者、
                                                                        その妻や右手の所有する者(奴隷)だけを求める者の場合は別で、かれらは罪に問われない。
                                                                        しかし妻や右手の所有する者(奴隷)以外に快楽を求める者は、アッラーの境界を越えた者である。
                                                                        富や秘密などを託された者、あるいは約束した者は、それを守る。
                                                                        証言に当たり正直な者、人間関係や敵対心に左右されない者、
                                                                        また礼拝の定刻を、洗浄し態度良くし、集中して厳守する者。
                                                                        これらの者は楽園の中で、栄誉を授かる。永久の恩寵に浴し、アッラーの尊顔を拝するのである。
                                                                        使徒よ、不信仰者たちが、今あなたのことをどうして急いで拒否するのか。
                                                                        右からまた左から、群になって。
                                                                        かれらは皆、安楽の楽園に入れられる野望を持っているのか。不信仰でも永遠に贅沢できると考えるのか。
                                                                        いや、決して出来ない。われらは、かれらが知っている卑しい液体から、かれらを創ったのだ。かれらは弱くて、自分に益も害ももたらせず、どうして傲慢でいられるのか。
                                                                        アッラーは、太陽と月の昇る東と西の地点の主にかけて誓う。われらは真に能力大である。
                                                                        信者をかれらに代えることや、かれらを破滅させることができるのだ。できない理由はない。そのように交代や破滅を望めば、われらは、失敗することはないのだ。
                                                                        だから使徒よ、あなたは、かれらを無駄と迷いに浸らせておけば良いのだ。かれらは現世で戯れており、やがてかれらが約束されている復活の日に出会うのだ。
                                                                        かれらが墓から慌ただしく出て来る日。それはまるでかれらが旗印へと大勢で急いでいるようである。
                                                                        かれらは目を伏せ、恥辱を被る。現世において、これがかれらに約束されていたが、留意しなかった、あの日なのである。