ترجمة معاني سورة الحجر باللغة اليابانية من كتاب الترجمة اليابانية - سعيد ساتو .

アリフ・ラーム・ラー¹。それは啓典と解明する²クルアーン*の、御徴(アーヤ*)。
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1 これらの文字については、頻出名・用語解説「クルアーンの冒頭に現れる文字群*」を参照。 2 クルアーン*は、最も素晴らしく、最も明白で、最も的確な意味の語によって、真実を「解明する」。尚このアーヤ*の「啓典」もまた、クルアーン*のことを指しているとされる(ムヤッサル262頁参照)。
不信仰だった者*たちは、自分たちが(現世で、)服従する者(ムスリム*)であったなら、と望むことになるかもしれない¹。
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1 「望むことになるかもしれないから、注意せよ」という警告と蔑(さげす)みの念を含む、アラビア語的表現。実際のところ、彼らは絶対にそう望むことになる(イブン・アーシュール14:11参照)。これが、いつのことかに関しては、「地獄に直面する時」「死ぬ時」「復活の日*」「罪深かったムスリム*が地獄から出されるのを、彼らが目にした時」といった諸説がある(イブン・カスィール4:524参照)。
(使徒*よ、)彼ら(不信仰者*たち)のことは放っておけ。(そうすれば、)彼らは食べ、(現世を)楽しみ、(空しい)期待が彼らを(アッラー*への服従とは別のことに)勤しませよう。(そうとなれば)彼らは、やがて(自分たちの悪い結末を)知ることになるのである。
(使徒*よ、不信仰者*たちが、早く懲罰を下してみよ、と挑んできたにせよ、)われら*がどんな町を滅ぼす時でも、そこには定められた期限があったのだ。¹
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1 同様のアーヤ*として、家畜章57-58、戦利品*章32、ユーヌス*章50、フード*章8、雷鳴章6、夜の旅章92、巡礼*章47、蜘蛛章53-54、サード章16、相談章18、階段章1-2なども参照。
いかなる共同体も、その(滅亡の)期限に先駆けることもなければ、遅れることもない。
彼らは(預言者*ムハンマド*に、嘲笑まじりに)言った。「訓戒(クルアーン*)を下された者よ、本当にあなたは、まさしく憑かれた者¹である。
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1 彼らは「『あなた方のご先祖が崇めていた(アッラー*以外の)神々を棄(す)て、私に従いなさい』という、彼の主張」、または「自分に訓戒が下されたという、彼の主張」、あるいは単なる嘲笑ゆえに、彼を「憑かれた者」と呼んだのである(アル=カースイミー10:3747参照)。
天使*を連れて来てみよ。もし、あなたが正直者の類いだというのなら¹」。
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1 家畜章8-9、111、夜の旅章92、識別章7も参照。
われら*が天使*を下すのは、真理¹と共にのみ。そして彼らは、そうすれば、(もはや懲罰を)猶予された者たちではなくなる。²
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1 この「真理」には、「クルアーン*」「アッラー*の教えの伝達」「懲罰」といった解釈がある(アル=クルトゥビー10:4参照)。 2 家畜章8とその訳注も参照。
本当にわれら*は訓戒(クルアーン*)を下したのであり、実にわれら*がまさしく、その守護者¹なのである。
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1 アッラー*ご自身が、クルアーン*をあらゆる改竄(かいざん)からお守りになる(ムヤッサル262頁参照)。詳細にされた章41-42とその訳注も参照。
(使徒*よ、)われら*はあなた以前にも確かに、昔の人々の各集団に(使徒*たちを)遣わした。
そして彼らのもとに使徒*が訪れた時は決まって、彼らは彼(使徒*)のことを嘲笑したものだった。
(それらの者たちと)同様に、われら*は(アッラー*を否定し、その使徒*を嘘つき呼ばわりした)罪悪者たち¹の心にも、それ²を差し込むのである。
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1 この「罪悪者たち」は特に、預言者*ムハンマド*の民のシルク*の徒のこと(ムヤッサル262頁参照)。 2 使徒*たちを嘲笑し、嘘つき呼ばわりしたことゆえに、不信仰を「差し込む」(前掲書、同頁参照)。
彼らはそれ(クルアーン*)を信じない。確かに昔の人々(に対するアッラー*)の摂理は、先んじた¹というのに。
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1 「昔の人々の摂理は・・・」については、戦利品*章38の訳注を参照。
もし、われら*が彼ら(マッカ*の不信仰者*たち)に天の扉を開けてやり、彼らがそこを昇り続け(、そこでアッラー*の王国の驚異を目の当たりにし)たとしても、
彼らは(、こう)言ったであろう。「私たちの眼は、封じられてしまったに違いない。いや、私たちは魔術をかけられた民なのだ」。
われら*は確かに、天に星座を設け、観る者のためにそれ(天)を飾り付けた。
そしてそれ(天)を、全ての追放された¹シャイターン*から、守った。
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1 「追放された」については、イムラーン家章36の訳注を参照。
しかし(彼らの内、天上界の言葉を)盗み聞きし、それで鮮明なる流星が追尾(して、焼殺)する者は別だが¹。
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1 ただし、それは啓示以外に関することであり、シャイターン*は盗み聞きしたことを占い師などに伝えた後、流星で撃たれたのだという(アル=クルトゥビー10:10-11参照)。詩人たち章223の訳注、整列者章6-10、王権章5、ジン*章8-9も参照。
また、大地はといえば、われら*はそれを広げ、そこに堅固な山々を置き、またそこに(最適の量に)調整された全てのもの(植物)を生育させた。
また、あなた方のため、そこに生活の糧と、あなた方がそれを養うわけではないもの¹を(創り)設えた。
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1 子孫、下働きの者、家畜などのこと。それらに糧を与えるのは、アッラー*以外にはない(ムヤッサル263頁参照)。
(僕を益する)いかなるものも、われら*の御許にこそ、その宝庫がある。そしてわれら*はそれを、決められた量しか下さない¹。
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1 アッラー*はそのご慈悲と英知に即した形で、諸益の宝庫からお望みの者に与えられ、お望みの者には控えられる(前掲書、同頁参照)。
われら*授粉の風¹を送り、天から(雨)水を降らし、あなた方をそれで潤した。あなた方が、それを貯めておく者ではないのだ²。
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1 風によって水が運ばれ、それが雲となって雨を降らす様が、風による雲の授粉に譬(たと)えられている。また風には木々の花粉を運び、授粉を促す役割もある(前掲書、同頁参照)。 2 アーヤ*21の訳注も参照。
そして本当にわれら*こそが、生かし、死なせるのであり、われら*が相続者¹なのである。
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1 この「相続者」については、イムラーン家章180「諸天と大地の遺産は・・・」についての訳注を参照。
またわれら*は、あなた方の内の先んじた者たちも確かに知っているし、後からやって来る者たち¹のことも確かに知っている。
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1 前者が「アッラー*への服従行為と善行によって、(アッラー*に)近づく者たち」、後者が「罪と悪行によって、(アッラー*から)遠ざかる者たち」という解釈もある(アル=クルトゥビー10:19参照)。
そして本当にあなたの主*こそは、彼らを(復活の日*に、清算と報いのため)召集される。本当にかれは英知あふれる*お方、全知者であられる。
われら*は確かに人間(アーダム*)を、変質した¹黒土が乾いたものから創った。²
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1 「変質した(マスヌーン)」の解釈には「湿り気があり悪臭のする」「撒(ま)かれた」「形づくられた」といった別説もある(前掲書10:21-31参照)。 2 クルアーン*の中では、アーダム*は「土」「泥土」「変質した黒土」「乾いた土」という、異なる性質の土から創造されたと言及されている。多くの解釈学者によれば、土が固まって泥土となり、それから時間が経って悪臭を放つ変質した黒土となり、それから乾いた土となる、という段階を経て、アーダム*が創られたのだとされる(前掲書10:21参照)。
そして、ジン*の祖(イブリース*)。われら*は彼をそれ以前に、無煙の熱い炎¹から創った。
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1 「熱風」という解釈もある(アル=バガウィー3:57参照)。
(使徒*よ、)あなたの主*が天使*たちに(こう)仰せられた時のこと¹(を思い起こさせよ)。「本当にわれは、人間(アーダム*)を変質した黒土が乾いたものから創ろう。²
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1 同様の情景を描写するアーヤ*として、雌牛章34-39、高壁章11-25、夜の旅章61-65、ター・ハー章116-123、サード章71以降も参照。 2 アーヤ*26の訳注も参照。
それでわれがそれを整え、そこにわが魂¹から吹き込んだら、彼にサジダ*²せよ」。
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1 この「魂」とは、霊妙(霊妙)な物質のこと。アッラー*はこの物質と共に、肉体に生を宿らせられる。尚「魂」が「わが」という、アッラー*の修飾を受けているのは、「アッラー*の雌ラクダ(預言者*サーリフ*の奇跡)」「アッラー*の館(カァバ神殿*)」などと同様、特別な栄誉を表しているためとされる(アル=クルトゥビー10:24参照)。 2 このサジダ*については、雌牛章34の訳注を参照。
すると天使*たちは皆、一斉にサジダ*した。
但しイブリース*だけは別で、彼はサジダ*する者たちと共にあることを拒んだ。
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「イブリース*よ、あなたがサジダ*する者たちと共にないのは、どうしたことか?」
彼(イブリース*)は、申し上げた。「変質した黒土が乾いたものから、あなたがお創りになった人間¹にサジダ*するなど、私には相応しくありません」。²
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1 アーヤ*26とその訳注も参照。 2 高壁章12の訳注も参照。
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「ならば、そこ¹から出て行くがよい。まさにあなたは追放された²者なのであり、
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1 楽園のこと(ムヤッサル264頁参照)。雌牛章35の訳注も参照。 2 「追放された」については、イムラーン家章36の訳注を参照。
本当にあなたの上には、報いの日*まで呪いがあるのだから」。
彼(イブリース*)は、申し上げた。「我が主*よ、では私に、彼らが蘇らされる(復活の)日*まで猶予をお授け下さい」。
かれ(アッラー*)は仰せられた。「それでは、実にあなたは、猶予される者の一人である、
(角笛¹に最初に吹き込まれる、)定められた時の日まで」。²
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1 この「角笛」については、家畜章73とその訳注を参照。 2 イブリース*の申し出が受け入れられたことについては、高壁章15の訳注を参照。
彼(イブリース*)は、申し上げた。「我が主*よ、あなたが私を誤らせたのですから、私は必ずや地上で、彼ら(アーダム*の子ら)に(、あなたへの不服従を)目映くして見せ、彼ら全員を必ずや、(正しい道から)踏み誤らせてみせましょう。
彼らの内、精選されたあなたの僕たち¹はその限りではありませんが」。
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1 「精選されたアッラー*の僕」については、ユースフ*章24の訳注を参照。
かれ(アッラー*)は、仰せられた。「これはわれへの、まっすぐな道である」。
本当に(精選された)わが僕たち、彼ら(の心を、まっすぐな道から迷わせること)に対し、あなたにはいかなる力もない。但し、踏み誤った者たちの内、あなたに従った者は別だが。
そして本当に地獄が、まさしく彼ら(イブリース*の追従者たち)全員の、約束の場である。
そこには七つの門がある。その各々の門には、彼ら(イブリース*の追従者たち)の内からの割り当て分があるのだ」。¹
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1 「門」とは、つまり「階層」のこと(アル=クルトゥビー10:30参照)。彼らは自分たちの行いに応じて、各層に入れられることになる(ムヤッサル264頁参照)。
本当に敬虔な*者たちは、楽園と泉の中にある。
(彼らにはこう言われる。)「平安と共に、安全にそこに入りなさい¹」。
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1 天国は、死、疲労、戯言(たわごと)、そこでの恩恵の消失、病気、悲しみ、不安など、あらゆる悩みの種から安全な場所である(アッ=サァディー431頁参照)。
そしてわれら*は、彼らの胸中にある憎しみの念を一掃する¹。寝台の上、互いに向かい合う²同胞として。
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1 「憎しみの念を一掃する」については、高壁章43の訳注を参照。 2 天国の民は互いに訪問し、集まり合い、お互いに向き合って背を見せることもない(前掲書、同頁参照)。
そこでは疲労が彼らを襲うこともなく、彼らがそこから出されることもない。
(使徒*よ、)わが僕たちに伝えよ、われこそは赦し深い者、慈愛深き*者であるということを。
そしてわが懲罰こそは、痛ましい懲罰であることを。
また(使徒*よ)、イブラーヒーム*の客人(人間の姿を借りた天使*)たちについて、彼らに伝えよ。¹
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1 同じ場所を描写するアーヤ*として、フード*章69-76、蜘蛛章31-32、撒き散らすもの章24-34も参照。
彼らが、彼(イブラーヒーム*)のところに入って来て、「(あなたに)平安を¹」と言った時のこと(を思い出せ)。彼は言った。「本当に私たちは、あなた方のことが怖いのです」。²
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1 「(あなたに)平安を」については、家畜章54の訳注も参照。 2 イブラーヒーム*はまず彼らの挨拶に応じ、それから彼らに食事を出したが、彼らはそれに手をつけなかったので「怖くなった」(ムヤッサル265頁参照)。フード*章69-70、撒き散らすもの章25-28も参照。
彼ら(天使*たち)は、言った。「怖がるのではない。実に私たちはあなたに、有識な男の子¹(の出産について)の吉報を告げるのだから」。
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1 イスハーク*のこと。フード*章71も参照。
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「一体あなた方は、高齢に達した私に、(出産の)吉報をお告げになりましたか?一体あなた方は、何という(突拍子もない)吉報をお告げになるのでしょう?
彼ら(天使*たち)は、言った。「私たちはあなたに、真理の吉報を告げたのである。だから、絶望する者の類いとなってはならない」。
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「(私は絶望などしませんし、)自分の主*のご慈悲に絶望するのは、(真理の道から)迷った者たちだけです」。
彼(イブラーヒーム*)は、言った。「では、あなた方のご用件は何なのでしょう、御使いたちよ」。
彼ら(天使*たち)は、言った。「本当に私たちは、罪悪者である民へと(、彼らを滅ぼすべく)遣わされたのです。
但しルート*の一族だけは別で、本当に私たちは、彼ら全員を必ずや救います。
しかし彼の妻は、その限りではありませんが。私たちは(アッラー*のご命令により)、まさしく彼女が残っ(て滅ぼされ)た者たちの一人となるよう、決めたのです」。
それでルート*の一族のもとに、御使いたちがやって来た時、¹
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1 彼とその民の間に起こった話については、高壁章80-84、フード*章77-83、詩人たち章160-175、蟻章54-58、蜘蛛章28-35、月章33-40も参照。
彼(ルート*)は、言った。「本当にあなた方は、見慣れない方々ですね」。
彼ら(天使*たち)は、言った。「いや(、怖がるのではない)、私たちは、彼らが疑わしく思っていたもの(彼らへの懲罰)を携えて、あなたを訪れたのである。
そして私たちは、真理と共にあなたのもとにやって来たのであり、本当に私たちは、まさしく正直者である。
ならば夜が更けてから、あなたの家族と共に(町¹を)出発せよ。また、あなたは彼らの後方につき、あなた方の誰一人として(、後ろを)振り向いてはならない。そして、あなた方が命じられている(安全な)所へと進むのだ」。
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1 「町」については、フード*章81の同語についての訳注を参照。
われら*は彼(ルート*)に、これらの者たちが朝を迎えた時には、一人残さず根こそぎにされるという、その裁決を知らせたのである。
そして町の人々が、(ルート*の客人のことを聞きつけて)心躍らせつつ、やって来た¹。
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1 この情景の詳細として、フード*章77-78とその訳注も参照。
彼(ルート*)は、言った。「本当にこの方々は、私の客人なのだ。ならば、私の面目を失わせないでくれ。
そしてアッラー*を畏れ*、私を辱めるのではない」。
彼ら(町の人々)は、言った。「一体、私たちは(あなたに警告し)、あなたに人々(を外から客人として迎え入れること)を禁じなかったのか?¹」
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1 別の解釈では、「(私たちが醜行を望んだ時に、)あなたに人々(と私たちの間に割って入ること)を禁じなかったのか?」(アル=クルトゥビー10:39参照)
彼(ルート*)は言った。「これら私の娘¹である。もし、あなた方が(望みを果たそうと)するのならば(、彼女らと結婚せよ)」。
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1 「私の娘」については、フード*章78の訳注を参照。
ーーあなた(預言者*ムハンマド*)の人生に誓って¹、実に彼らはまさしく、迷いの中で彷徨っているーー。
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1 これは、アッラー*の誓い(ムヤッサル266頁参照)。整列者章1の訳注も参照。
そして日の出を迎えた頃、彼らを(轟く)一声が捉えた。
それでわれら*は、それ(町)を逆さまに(ひっくり返)し、その上に(硬い)泥土からなる石を降らせた。
本当にそこにはまさしく、眼識ある者たちへの御徴¹があり、
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1 この「御徴」とは、アッラー*への反抗を恐れない者、ひどい悪行を犯すことにも意を介さない者に対しては、アッラー*もひどい懲罰で応じられる、という証明のこと(アッ=サァディー433頁参照)。
実にそれ(ルート*の民の町)は、まさに歴然たる道の途上にある。¹
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1 つまりその痕跡は明白に残っており、その道を通りかかる者が目にすることが出来る、ということ(アッ=タバリー6:4911参照)。整列者章137-138も参照。
本当にそこにはまさしく、信仰者たちへの御徴があるのだ。
また、本当に藪の仲間たち¹は、まさしく不正*者であった。
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1 「藪の仲間たち」とは、藪に囲まれた町に住んでいたシュアイブ*の民のこと(ムヤッサル266頁参照)。
それでわれら*は、彼らに報復した。実にそのいずれ(ルート*の町と、シュアイブ*の民の町)も、明白な道筋の途上にある¹。
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1 「明白な道の途上にある」については、アーヤ*76の訳注を参照。
また、アル=ヒジュルの仲間たち¹は、遣わされた者(使徒*)たち²を確かに嘘つき呼ばわりした。
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1 「アル=ヒジュルの仲間たち」とは、サムード*の民のこと。「アル=ヒジュル」はそもそも、石とか岩という意味(アッ=タバリー6:4914参照)。尚、サムード*と、彼らに遣わされた預言者*サーリフ*の間の出来事については、高壁章73-77、フード*章61-68、詩人たち章141-159、蟻章45-53、詳細にされた章17-18、月章23-32なども参照。 2 サーリフ*を指す「遣わされた者」が複数形になっていることについては、識別章37の訳注を参照。
そしてわれら*は彼らに、われら*の御徴¹を与えたが、彼らはそれに背を向けていた。
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1 この「御徴」は、サーリフ*の伝えることの真理を確証する、数々の証拠のこと。その一つが、巨大な雌ラクダであった(ムヤッサル266頁参照)。その詳細については、高壁章73とその訳注、フード*章64-68、詩人たち章155-157、月章27-29、太陽章13-14を参照。
そして彼らは安全に¹、山々を削って住居にしていた。
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1 「(山が崩れ落ちることなく)安全に」とか、「(アッラー*の懲罰から)安全に」といった解釈がある(アッ=タバリー6:4915参照)。
それで朝を迎えた時、彼らを(轟く)一声が襲った。¹
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1 サムード*に下された懲罰の詳細については、頻出名・用語解説の「サムード*」の項を参照。
そして彼らが稼いでいたもの¹は、(アッラー*の懲罰が下された時、)彼らの役に立つことがなかった。
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1 財産、岩山の堅固な砦(とりで)、力、地位などのこと(ムヤッサル266頁参照)。
われら*が諸天と大地とその間にあるものを創造したのは、真理ゆえに外ならない¹。そして(復活の)その時は、必ずや到来する。ならば(使徒*よ)、あなたは(シルク*の徒を)綺麗さっぱり見逃してやるのだ。
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1 イムラーン家章191「我らが主*よ・・・ありません」の訳注も参照。
本当にあなたの主*こそは、全ての創造者、全知者であられるのだから。
(預言者*よ、)われら*は確かに、反復される七つのもの¹と偉大なるクルアーン*を、あなたに授けた。
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1 「反復される七つのもの」とは、礼拝の中で毎回「反復される七つのアーヤ*」である、開端章のこと(アル=ブハーリー4703、ムヤッサル266頁参照)。
われら*が、彼ら(不信仰者*たち)の各種の者を楽しませてやった(現世の)ものに、決して視線を釘付けにするのではない。また、彼ら(の不信仰)ゆえに悲しまず、あなたの翼を信仰者たちに下ろしてやる¹のだ。
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1 「翼を誰かに下ろす」とは、その者に対する優しさや謙虚さを示す、修辞的表現(イブン・アーシュール14:83参照)。
そして、言え。「本当に私は、(あなた方にアッラー*を信仰すべき証拠と、その懲罰を)明白にする警告者である。
同様にわれら*は、分断する者たち¹にも(懲罰を)下したのだ。
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1 「分断する者たち」とは、クルアーン*のある部分は信じるが、別の部分は信じない、という啓典の民*や、それ以外の不信仰者*たちのことであるとされる(ムヤッサル266頁参照)。
クルアーン*を、ばらばらにした¹者たちに。
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1 「クルアーン*をばらばらにした」の解釈には、「アーヤ*90と同様の意味」「クルアーン*における彼らの意見を、『嘘』『魔術』『占い師の言葉』『詩』などという風に、『ばらばらにした』」「魔術と見なした」「嘘とした」といった諸説がある(アル=クルトゥビー10:58-59頁参照)。
あなたの主*に誓って、われら*は必ずや(復活の日*に)彼ら全員を問いただそう、¹
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1 食卓章109、および高壁章6の訳注も参照。
彼らが行っていたこと¹について。
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1 クルアーン*を「分析(アーヤ*90の訳注を参照)」したり、改変したり、偶像を崇めるなどのシルク*を行ったり、その他の罪を犯したりすること(ムヤッサル267頁参照)。
ならば、あなたに命じられたことを公けにし、シルク*の徒らに背を向けよ。¹
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1 「命じられたこと」とは、真理へと招(まね)くこと(前掲書、同頁参照)。一説に、このアーヤ*が下るまで預言者*と教友*たちは、イスラーム*の教えを公けにはしなかった(イブン・カスィール4:551参照)。
本当にわれら*があなたを、嘲笑する者たちから守った¹のだから。
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1 これは特に、預言者*を嘲笑したことゆえに滅ぼされることになった、マッカ*の不信仰者*らの長であった五人の男たちを指すと言われる(アル=クルトゥビー10:62参照)。
アッラー*と共に、別の神¹を配する者たち(から)。彼らは、(自分たちがした事の結末を)知ることになろう。
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1 「神」に関しては、雌牛章133の訳注を参照。
(使徒*よ、)われら*は確かに、彼らが(あなたとあなたの布教について)言うことゆえ、あなたが心苦しくなるのを知っている。
ならば、あなたの主*の称賛*と共に(かれを)称え*、サジダ*する者たちの仲間であれ。
そして、あなたに確然たるもの¹が到来するまで、あなたの主*を崇拝*するのだ。
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1 この「確然たるもの」とは、死のこと。そして預言者*ムハンマド*は、アッラー*からのこのご命令を文字通り守った(ムヤッサル267頁参照)。