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surah.translation
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(使徒*よ、)偽信者*たちは、あなたのもとにやって来た時、(こう)言った。「私たちは、あなたこそがまさに、アッラー*の使徒*であると証言します」ーーアッラー*は、本当にあなたこそがまさしく、かれの使徒*であることをご存知であるーー。アッラー*は、本当に偽信者*たちがまさしく噓つきであることを、証言し給うのだ。
彼ら(偽信者*たち)は、自分たちの(嘘の)誓約を盾代わりとし¹、(自分たちと人々を)アッラー*の道から阻んだ。本当にまさしく、彼らが行っていたことは、何と忌まわしいことか。
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1 この表現については、抗弁する女章16とその訳注を参照。
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1 この表現については、抗弁する女章16とその訳注を参照。
それというのも、彼らは(口先だけで)信仰し、それから(内心では)不信仰に陥り、その心が(不信仰ゆえに)塞がれてしまったからである。ゆえに、彼らは理解することがない。
また彼ら(偽信者*たち)を見てみれば、その(結構な)風体はあなたの気に入るだろう。そして彼らが話せば、あなたはその(巧みな)言葉に耳を傾けるだろう。彼らはまるで、立てかけられた木材のよう¹。(その臆病さと恐怖ゆえ、)全ての大声が、自分たちに向けられたものだと思い込んでいる²。彼らは敵であるから、警戒せよ。アッラー*が彼らを成敗して下さいますよう。彼らはどうして、(真理から)背かされるのか?
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1 これは、見た目はよいが、理解力のないことの例え。壁に立てかけられた木材は、屋根や壁の補強に用いられる木材とは違い、無益(むえき)である(イブン・ジュザイ2:449参照)。 2 偽信者*たちは常に、預言者*が彼らのことを殺す命令を出すのではないか、と恐れていた。彼らは捜索(そうさく)命令、大声、啓示が下ったとの知らせを耳にすると、動揺したものだった(イブン・アティーヤ5:312参照)。悔悟章64も参照。
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1 これは、見た目はよいが、理解力のないことの例え。壁に立てかけられた木材は、屋根や壁の補強に用いられる木材とは違い、無益(むえき)である(イブン・ジュザイ2:449参照)。 2 偽信者*たちは常に、預言者*が彼らのことを殺す命令を出すのではないか、と恐れていた。彼らは捜索(そうさく)命令、大声、啓示が下ったとの知らせを耳にすると、動揺したものだった(イブン・アティーヤ5:312参照)。悔悟章64も参照。
また、彼ら(偽信者*たち)に、「(悔悟して)来なさい、アッラー*の使徒*があなた方のために(罪の)赦しを乞うてくれよう」と言われた時、彼らはその顔を背けた、そして(使徒*よ、)あなたは彼らが思い上がりつつ、(その招きを)拒むのを目にしたのだ。
(使徒*よ、)あなたが彼らのために赦しを乞うたとしても、彼らのために赦しを乞わなかったとしても、彼らには同じこと。アッラー*は彼らのために、(その罪を)お赦しにはならない。本当にアッラー*は放逸な民を、お導きにはならないのだから。
彼ら(偽信者*たち)は、「アッラー*の使徒*のもとにいる者たちには、彼らが(ムハンマド*から)離散するまで(財産を)費やすのではない」と言う者たち¹。アッラー*にこそ、諸天と大地の宝庫は属するというのに。しかし偽信者*たちは、(糧を司るのはアッラー*だけということを)理解しないのだ。
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1 この言葉、及び、アーヤ*8の偽信者*の言葉の背景にあるものについては、スーラ*冒頭の訳注を参照。
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1 この言葉、及び、アーヤ*8の偽信者*の言葉の背景にあるものについては、スーラ*冒頭の訳注を参照。
彼らは言う。「もしも私たちがマディーナ*に帰ったならば、最も偉力ある者が、最も卑しい者¹を(そこから)追放するであろう」。本当にアッラー*にこそ、そしてその使徒*と信仰者たちにこそ、偉力は属するというのに。しかし偽信者*たちは、(そのことが)分からないのだ。
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1 この偽信者*たちの言葉の中の「最も偉力ある者」とは、スーラ*冒頭の訳注にもあるように、イブン・ウバイイ*、及びその仲間の偽信者*たち。「最も卑しい者」とは、預言者*ムハンマド*と、彼の仲間たち(アッ=サアディー865頁参照)。
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1 この偽信者*たちの言葉の中の「最も偉力ある者」とは、スーラ*冒頭の訳注にもあるように、イブン・ウバイイ*、及びその仲間の偽信者*たち。「最も卑しい者」とは、預言者*ムハンマド*と、彼の仲間たち(アッ=サアディー865頁参照)。
信仰する者たちよ、あなた方の財産と子供たちが、あなた方をアッラー*の唱念*から背けさせてしまうようではならない¹。誰であろうとそうする者、それらの者たちこそは損失者なのである。
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1 戦利品*章28の訳注も参照。
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1 戦利品*章28の訳注も参照。
そして(信仰者たちよ)、われら*があなた方に授けたものの内から、(善いことに)費やす¹のだ。あなた方の内の誰かに死が到来し、「我が主*よ、私(の死)を近い期限まで、延期して下さい。それによって私が施しをし、正しい者*たちの仲間となれますように」などと言うようになる前に。²
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1 「われら*が授けたものの内から・・・費やす」については、雌牛章3の訳注を参照。 2 いざ復活の日*(あるいは死)が到来すると、彼らは現世での猶予を求めたり、自分たちを現世に返してくれることを頼んだりするが、それは叶わない。家畜章27-28,高壁章53,イブラーヒーム*章44,信仰者たち章99-100,アッ=サジダ*章12,創成者*章37,赦し深いお方章11-12,相談章44も参照。
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1 「われら*が授けたものの内から・・・費やす」については、雌牛章3の訳注を参照。 2 いざ復活の日*(あるいは死)が到来すると、彼らは現世での猶予を求めたり、自分たちを現世に返してくれることを頼んだりするが、それは叶わない。家畜章27-28,高壁章53,イブラーヒーム*章44,信仰者たち章99-100,アッ=サジダ*章12,創成者*章37,赦し深いお方章11-12,相談章44も参照。
アッラー*は誰のことも、その(死という)期限が到来したら、延期して下さらない。そしてアッラー*は、あなた方が行うことに通暁され(、その行いに報われ)るお方であられる。