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1 「より善い行い」とは、より(アッラー*に)純化され(婦人章146の訳注も参照)、より(スンナ*に則った)正しい行い*のこと。アッラー*は人間をこの世界に置かれ、彼らがいずれそこから立ち去る身であることをお知らせになった上で、彼らに命令や禁止をされ、それに逆行する私欲によって彼らを試練にかけられた。それでアッラー*のご命令に従い、善き行いに努めた者は、現世と来世における褒美を授かる。しかしそうでなかった場合、その報いは悪いものとなる(アッ=サアディー875頁参照)。イムラーン家章179、蜘蛛章2及びムハンマド*章31とその訳注も参照。
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1 一説には、「(階層的に)重なり合った」という意味(アル=クルトゥビー18:208参照)。
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1 アル=ヒジュル章17-18とその訳注、詩人たち章212、223、整列者章6-10、ジン*章8-9も参照。
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1 「(アッラー*を)まだ見ぬままに恐れ」ることについては、預言者*たち章49の訳注を参照。
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1 「わが否認はいかなるものだったか?」については、巡礼*章44の訳注を参照。
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1 アッラー*以外のいかなるものが、いかなる敵に対してどれだけ集結したとしても、それら自体が人を益することは少しもない(アッ=サアディー877頁参照)。
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1 前者は、真理が虚妄(きょもう)、虚妄が真理になってしまうという心が逆転した状態にあり、迷いと不信仰に浸(ひた)りきっている者のたとえ。後者は真理を知り、それを尊(たっと)び、それに則って行い、あらゆる言動や状態においてまっすぐな道を歩く者(前掲書、同頁参照)。尚、来世において信仰者は天国へとまっすぐに導かれるが、不信仰者*は、顔から逆さにされて地獄に集められる(イブン・カスィール8:161参照)。夜の旅章97とその訳注、蟻章90も参照。
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1 「(それは到来しない、と)思い込んでいた」という解釈もある(アッ=シャウカーニー5:352参照)。