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カーフ¹。栄誉高きクルアーン²*にかけて(誓う)。
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1 この文字については、頻出名・用語解説の「クルアーンの冒頭に現れる文字群*」を参照。 2 「栄誉高きクルアーン*」については、星座章21の訳注を参照。
いや、彼ら(不信仰者*たち)は、彼らのもとに、自分たちの内から警告者が到来したことに驚いている。そして不信仰者*たちは、言ったのだ。「これは驚くべきこと。
私たちが死に、砂となった後に(、元通りに戻されるとは)?それは途方もない回帰である」。
われら*は、大地が彼ら(の死後、その肉体)を減少させるものを、確かに知っている¹。そしてわれら*の御許には、保存された書²があるのだ。
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1 地面が死体を蝕(むしば)む もの、それらがどこに分散したか、どこへ行ったかということまでご存知のお方にとって、復活は不可能ではないということ(イブン・カスィール7:395参照)。 2 「保存された書」とは、「(改変など)あらゆることから保存され、あらゆることがその中に保存されている、守られし碑板*のこと(アッ=シャウカーニー5:95参照)。
いや、彼らは真理(クルアーン*)を、それが自分たちのもとに到来した時、嘘呼ばわりした。それで彼らは、混乱した状態¹にあるのだ。
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1 彼らは預言者*のことを、時には魔術師、時には詩人、時には占い師、と読んだりした(アル=クルトゥビー17:5参照)。
一体、彼らは自分たちの上にある天を見ないのか?われら*がそれをいかに構築し、そこに割れ目一つなく、(星々で)飾り立てたかを?
また、われら*は大地を広げ、そこに堅固な山々を投げ入れ、そこにあらゆる麗しい種類のものを芽生えさせた。
よく(われら*に悔悟して)立ち返る、全ての僕のための開眼、教訓として(、万物を創造したのである)。
また、われら*は天から祝福に満ちた(雨)水を降らせ、それによって農園と、収穫の種粒を芽生えさせた。
そして、高く聳えるナツメヤシの木を(、芽生えさせた)。それには、重なり合う莢¹がついている。
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1 この「莢」については、家畜章99の訳注を参照。
僕たちへの糧として(、それらを芽生えさせたのだ)。またわれら*は、それ(雨)によって死んだ土地を生き返させた。同様に(復活の日*、死後の)召喚はあるのだ。
彼ら(シルク*の徒)以前にも、ヌーフ*の民、ラッスの徒*、サムード*が(自分たちの使徒*を)噓つき呼ばわりした。
また、アード*、フィルアウン*、ルート*の同胞たちも。
そして、藪の仲間たち¹、トッバゥの民²も。(彼らの)全ては使徒*たちを噓つき呼ばわりしたので、(不信仰に対する懲罰という)わが警告が実現したのである。
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1 「藪の中の仲間たち」については、アル=ヒジュル章78の訳注を参照。 2 「トッバゥの民」については、煙霧章37の訳注を参照。
一体、われら*が最初の創造において不能だったというのか?いや、彼らは新たな創造について疑念の中にあるのだ。¹
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1 無から「最初の創造」を始められたお方には、それを「新たな創造」として元通りにすることもお出来である(ムヤッサル518頁参照)。
われら*は確かに、人間を創った。われら*は彼の魂が自らに囁くものを知っており、頸動脈の管よりも彼に近いのである。
右に、そして左に控える二人の受手が、(人間の行いを)受け取(って記録す)る時。¹
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1 これは人間の右側と左側に付き添い、その行いを記録する二人の天使*のこと(前掲書519頁参照)。高壁章8の訳注、雷鳴章11の訳注も参照。
彼(人間)は、自分に配備させられた監視役(の立ち会い)なしには、一言も発することがない。
そして真の、死の苦悶が到来した。(人間よ、)それはあなたが逃げていたもの。
そして、角笛に吹き込まれる¹。それは警告(されていた、復活)の日*。
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1 これは、復活を知らせる二番目の吹き込み( 前掲書、同頁参照)。家畜章73とその訳注も参照。
そして全ての者は、先導役と証人¹を伴って、やって来る。
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1 「先導役」は、集合の地まで連行していく天使*で、「証人」は、人が現世で行った善悪の行為を証言する天使*のこと(ムヤッサル519頁参照)。
(彼には、こう言われる。)「あなたは確かに、これ(復活の日*)に対して無頓着だった。だが、われら*はあなたから、あなたの覆い¹を取ってやったのだ。それでこの日、あなたの目は研ぎ澄まされ(、現世で否定していたことを目の当たりにし)ている」。
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1 「現世における覆い」については、雌牛章7,フード*章20の訳注も参照。
また、彼の同伴者(天使*)は言う。「これが、私のもとで用意されたもの¹です」。
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1 「同伴者」とは、現世での人間の行いを記録していた天使のことで、「用意されたもの」とは行いの帳簿(ちょうぼ)のこと(前掲書、同頁参照)。高壁章8の訳注も参照。
(アッラー*は、二人の天使*に仰せられる。)「頑迷で、不信仰この上ない者を全て、地獄に放り込め。
善を断固として阻み、(アッラー*の僕たちと、その法を)侵犯し、疑惑的だった者(全てを)。
アッラー*と共に、外の神¹を拝した者。その者を、厳しい懲罰に放り込むのだ」。
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1 この「神」については、雌牛章133の訳注を参照。
彼の同伴者(シャイターン*)は、言う。「我らが主*よ、私が彼を放逸にしたのではありません。しかし、彼はそもそも遠い迷いの中にあったのです」。¹
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1 同様の情景を描写したアーヤ*として、イブラーヒーム*章22も参照。
(アッラー*は仰せられる。)「(報いと清算の場である)われのもとで、議論するのではない。われは既に、あなた方に警告をしていたのだから。
われのもとで言葉が変更されることはなく¹、われは僕たちに対する不正*者などではないのだ」。
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1 アッラー*のお約束に変更はなく、それは必ずや実現する。かれが懲罰で裁いた者が、その裁決を覆(くつがえ)されることもない。一説にこの「言葉」は、家畜章160にある言葉、あるいはアッ=サジダ*章13にある言葉とも言われる(アッ=シャウカーニー5:102-103参照)。
(使徒*よ、)われが地獄に「あなたは、一杯になったのか?」と言い、それ(地獄)が「(まだ)追加はありますか?」と言う日のこと(を、あなたの民に思い起こさせよ)。
そして天国は、敬虔な*者たちに遠くない場所へと、近づく。
(敬虔な*者たちよ、)これ(天国)は、あなた方に約束されていたもの。常に回帰し、遵守する全ての者¹に。
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1 「常に回帰する者」については、夜の旅章25の訳注を参照。「遵守する者」とは、諸々の義務行為、服従行為など、アッラー*へのお近づきとなる全ての物事を厳守する者のこと(ムヤッサル519頁参照)。
慈悲あまねき*お方(アッラー*)を(現世で)まだ見ぬままに恐れ¹、(復活の日*、主*の御許に、悔悟して不断に)立ち返る心でやって来た者に。
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1 「(アッラー*を)まだ見ぬままに恐れ」ることについては、預言者*たち章49の訳注を参照。
(彼ら信仰者たちには、こう言われる。)「あなた方は平安と共に、そこに入るがよい。それは永遠の日」。
彼らにはそこで自分たちが望むものがあり、われら*の御許には(更なる)上乗せ¹がある。
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1 この「上乗せ」については、ユーヌス*章26の訳注を参照。
われら*が彼ら(シルク*の徒)以前、彼らよりも強力であり、国々を(思いのままに)往来した、どれだけの世代を滅ぼしてきたことか?一体、(その不信仰ゆえに懲罰が訪れた時、彼らに)逃げ道があったというのか?
本当にそこにはまさしく、(分別する)心を携えているか、あるいは注意深く傾聴する者にとっての教訓がある。
われら*は確かに、諸天と大地、その間にあるものを六日間で創った¹。疲れ一つ、われら*に及ぶこともなしに。
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1 「諸天と大地、・・・六日間で創り・・・」については、詳細にされた章9-12とその訳注も参照。
ならば(使徒*よ)、彼らの言うことに耐え、太陽が昇る前と日没前に、あなたの主*の称賛*と共に(かれを)称え*よ。
またの夜の一部にも、かれを称え、サジダ*の後にも(そうせよ)。¹
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1 イブン・カスィール*によれば、アーヤ*39の「太陽が昇る前」はファジュル*、「日没前」はアスル*のことで、夜の旅で毎日五回の礼拝が義務づけられる以前は、この二つが義務の礼拝だった。尚「夜の一部」は、マッカ*の初期の一時期において義務だった、タハッジュド(夜の旅章79の訳注を参照)のこと(7:409参照)。また、「サジダ*の後」とは、礼拝のすぐ後のこととされる(ムヤッサル520頁参照)。
(使徒*よ、)聴くがよい。呼びかける者が、近い場所から呼びかける¹日。
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1 この「呼びかけ」とは一説に、「復活の日*へと呼ぶ者の声、あるいはその角笛」のこと。前者の場合はジブリール*、後者の場合はイスラーフィール(家畜章73の訳注を参照)。あるいは、そのいずれをも指している、という説もある。「近い場所」とは、一説にエルサレムの岩の上(アル=クルトゥビー17:27参照)。
彼らが(轟く)一声を、真実と共に耳にする日。それは(墓場からの)召喚の日である。
本当に、われら*こそは(現世で)生を与え、死を与えるのであり、われら*にこそ(復活の日*の)行き先はある。
大地が散り散りに裂け、そこから彼らが慌てて出て来る日。それが召集、われら*には容易いこと。
われら*は、彼ら(シルク*の徒)が言うこと¹を最もよく知っており、(使徒*よ、)あなたは彼らに対する圧制者ではない²。ならば、わが警告を怖れる者に、クルアーン*で戒めるのだ。
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1 アッラー*に対する捏造(ねつぞう)や、かれの御徴を噓呼ばわりしていることなど(ムヤッサル520頁参照)。 2 預言者*はアッラー*の教えを伝えるために遣わされたのであり、彼らにイスラーム*を押し付ける者ではない(前掲書、同頁参照)。