ترجمة معاني سورة الحديد
باللغة اليابانية من كتاب الترجمة اليابانية - سعيد ساتو
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諸天と大地にあるものは(全て)、アッラー*を称え*る。かれは偉力ならびない*お方、英知あふれる*お方。
かれにこそ、諸天と大地の王権がある。かれは生をお与えになり、死をお与えになるお方。かれは、全てのことがお出来のお方。
かれは最初のお方、最後のお方¹、(最も)外なる*お方、(最も)内なる*お方。そしてかれは、全てのことをご存知のお方であられる。
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1 アッラー*より先に存在したものも、また、かれの後に存在するものもない(ムヤッサル537頁参照)。
かれは諸天と大地を六日間でお創りになり¹、それから御座に上がられた²。かれは大地の中に入り込むものも、そこから出てくるものも、天から落ちてくるものも、そこへ昇っていくもの³も、ご存知である。また、かれはあなた方がどこにあろうとも、(その御知識と共に)あなた方と共にあるのだ。アッラー*は、あなた方が行うことに通暁されたお方である。
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1 「諸天と大地を六日間でお創りになり・・・」については、詳細にされた章9-12とその訳注も参照。 2 「御座に上がられた」については、高壁章54とその訳注を参照。 3 サバア章2の同様のアーヤ*についての訳注も参照。
かれにこそ、諸天と大地の王権があり、かれにこそ(来世の)物事は帰される。
かれは夜を昼の中にお入れになり、昼を夜の中にお入れになる。また死から生を取り出され、生から死を取り出される¹。そしてかれは、胸中にあるものを(余すことなく)ご存知なのである。
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1 「夜を昼の・・・」と「死から生を・・・」については、イムラーン家章27の訳注を参照。
アッラー*とその使徒*(ムハンマド*)を信じ、かれ(アッラー*)があなた方をその継承者としたものの内から、費やせ¹。あなた方の内で信仰し、費やした者たちには、大いなる褒美があるのだぞ。
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1 そもそも全ての財産はアッラー*の所有であり、人間はその代理人として、アッラー*がお喜びになる形において財産を費やす必要がある。または、人間は前の世代から財産を継承したのであり、自分たちもまたそれを次世代に継承するのだから、出し惜しみしてはならない(アッ=シャウカーニー5:222参照)。
使徒*が、あなた方の主*を信じるように招いているというのに、あなた方がアッラー*を信じないのはどうしたことか?かれ(アッラー*)は確かに、あなた方の確約¹をお取りになったというのに。もし、あなた方が信仰者だというのならば(、信仰に急ぐのだ)。
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1 この「確約」とは、「アッラー*が全人類をアーダム*の後背部から取り出して、ご自身が彼らの主*であることを証言させた時のもの(高壁章172とその訳注参照)」。また一説には、人間に与えられた理性と、預言者*ムハンマド*への服従を義務づける様々な証拠の存在のこと(アル=クルトゥビー17:238参照)。
かれは、あなた方を(不信仰という)闇から(信仰という)光¹へと出すべく、その僕(ムハンマド*)に明白な御徴²を下されたお方。本当にアッラー*は、あなた方に対して実に哀れみ深い*お方、慈愛深い*お方。
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1 この「闇」と「光」については、雌牛章257の訳注を参照。 2 「明白な御徴」とは、クルアーン*、あるいは奇跡のこと(アル=クルトゥビー17:239参照)。
あなた方がアッラー*の道において費やさないのは、どういうことか?アッラー*にこそ、諸天と大地の遺産は属する¹というのに。あなた方の内、(マッカ*)開城²の前に費やし、(不信仰者*たちと)戦った者は、(褒美において)同等ではないのだぞ。それらの者たちは、(マッカ開城*の)後に費やし、(不信仰者*たちと)戦った者たちより位が偉大なのだ³。そしてアッラー*は、(その両者の内の)いずれにも最善のもの(天国)をお約束されたのであり、アッラー*はあなた方が行うことに通暁されるお方なのである。
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1 「諸天と大地の遺産・・・」という表現については、イムラーン家章180の訳注を参照。 2 この「開城」が、「マッカ*開城*」のことであるとするのが、大半の解釈学者の見解。「フダイビーヤの和議*」である、という説もある(前掲書、同頁参照)。 3 「開城」以前は(ムスリム*たちにとって)厳しい状況であり、その当時ムスリム*となる者は、(信仰に)誠実な者しかいなかった。一方、「開城」後はイスラーム*が大きな拡大を見、人々が大挙(たいきょ)してアッラー*の教えを受け入れた(イブン・カスィール8:12参照)。
アッラー*に、よき貸付¹をする者は誰か?そうすれば、かれはそれを彼のために倍増して下さるのであり、彼には貴い褒美(天国)がある。
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1 アッラー*に対する「よき貸付」については、雌牛章245の訳注を参照。
あなたが(地獄の上の架け橋¹のもとで、)信仰者の男たちと、信仰者の女たちの光が(現世での行いに応じて)、彼らの前方と右手²を(彼らと共に)進むのを目にする(復活の)日*。(彼らには、こう言われる。)「この日、あなた方の吉報は、その下から河川が流れる楽園である。(あなた方は)そこに永遠に入ることになるのだ。それこそは、偉大なる勝利である」。
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1 「地獄の上の架け橋」は、足元が定まらず滑(すべ)りやすい所で、その上には様々な障害物がある。信仰者は現世での行いに応じた速さでそこを渡り、天国へと向かう(ムスリム「信仰者の書」302参照)。一説に、この時に各人が授かる光の大きさは様々で、偽信者*の光はこの架け橋で消えてしまうとされる(イブン・カスィール8:15参照)。マルヤム*章71とその訳注も参照。 2 彼らの前方を照らす光は、彼らの信仰心と正しい行い*で、彼らの右手にあるのは行いの帳簿(ちょうぼ)である(夜の旅章71参照)、という解釈もある(アル=クルトゥビー17:243参照)。
偽信者*の男たちと偽信者*の女たちが、信仰者たちに(こう)言う日。「私たちを待ってくれ。あなた方の光から、灯火を得たい」。(すると彼らには、こう)言われる。「自分たちの後方へと戻って、光を探すがよい」。そして彼らの間には壁¹が置かれ(、お互いに遮られ)る。そこには扉があり、(信仰者たちのいる)その内側には慈悲があり、その外側の方向には懲罰がある。
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1 一説にこの「壁」は、高壁章46に登場する「障壁」のこと(イブン・カスィール8:17参照)。
彼ら(偽信者*たち)は、彼ら(信仰者たち)を呼ぶ。「私たちは(現世で)、あなた方と一緒だった¹ではないか?」彼ら(信仰者たち)は言う。「その通り。しかし、あなた方は自分自身を(偽の信仰と罪で)試練にかけ、(預言者*と信仰者たちの死と災難を)待ちわび、(復活への)疑惑に陥った。アッラー*のご命令²が到来するまで、根拠もない願望があなた方を欺いたのであり、欺く者³があなた方をアッラー*(の寛大さと猶予という口実)によって欺いたのだ」。
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1 偽信者*たちは表面上、宗教的な義務を果たしていた(ムヤッサル539頁参照)。 2 この「アッラー*のご命令」とは、死のこととされる(ムヤッサル539頁参照)。 3 「欺く者」については、ルクマーン章33の訳注を参照。
ならば(偽信者*たちよ、)この日、(懲罰を免じてものらうための)償いがあなた方からも、不信仰だった者*たちからも、受け入れられることはない。あなた方の住処は業火なのだから。それがあなた方の相応しい場所。その行き先の、何と醜悪なことか。
信仰に入った者たちには、アッラー*の教訓と、真理から下ったもの(クルアーン*)に対して、その心が恭順¹になる時期はまだ来ないのか?また、以前に啓典を授けられたものの時間が経ってしまい、その心が硬化してしまった者たちのようにならないための(時期は)?彼らの多くは、放逸な者たちだったのである。
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1 「恭順」については、雌牛章45の訳注も参照。
知るのだ、アッラー*こそが大地を、その死後に息吹かせられる¹お方であるということを。われら*はあなた方に対し、確かに(われら*の全能性の)御徴を明らかにした。あなた方が(それを)弁えるように、である。
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1 干上がった大地を息吹かせるように、アッラー*は不信仰だった者*を信仰者に、迷った者を導かれた者として下さる(アッ=タバリー9:7895参照)。雌牛章164の訳注も参照。
本当に、(アッラー*の道において)よく施す男たちとよく施す女たちーー彼らは、アッラー*によき貸付¹をしたのだーーには、(その褒美が)倍増されよう。そして彼らには、貴い糧(天国)があるのだ。
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1 アッラー*に対する「よき貸付」については、雌牛章245の訳注を参照。
アッラー*とその使徒*を信じた者たち、それらの者たちこそは大そうな正直者¹また殉教者たちにはアッラー*の御許で(復活の日*)、その報いと光²がある。そして不信仰に陥り、われら*の御徴³を噓呼ばわりした者たち、それらの者たちは地獄の徒なのだ。
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1 「大そうな正直者」については、婦人章69の訳注を参照。尚、「殉教者たち」 も「それらの者たち」の述語に含める、という解釈もある(イブン・カスィール8:22-23参照)。 2 この「光」については、アーヤ*12とその訳注を参照。 3 この「御徴」とは、クルアーン*と、そこに含まれる教えや規定のこと(アル=ジャザーイリー5:270参照)。
(人々よ、)知るがよい、現世の生活は遊興、戯れごと、飾り、自分たちの間の誇り合い、財産と子供の増やし合いに過ぎない。(それは)あたかも、その植物が農夫¹たちを喜ばせた慈雨のようである。やがてそれは枯れ、あなたはそれが黄色くなるのを目にし、ついにはそれは木っ端微塵になってしまう。そして来世にこそ、(不信仰者に対する)厳しい懲罰と、(信仰者に対する)アッラー*からのお赦しとお喜びがあるのだ。現世の生活は、偽りの楽しみに過ぎない。²
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1 「農夫」ではなく「不信仰者*たち」という解釈もある(アル=クルトゥビー17:255-256参照)。 2 家畜章32の訳注も参照。
(人々よ、)あなた方の主*からのお赦しと、天国へと向かって競い合え。その広さは、天地の広さもあるかのようであり、アッラー*とその使徒*たちを信じる者たちのために用意されている。それはかれがお望みの者にお与えになる、アッラー*のご恩寵なのだ。アッラー*は偉大な恩寵の主であられる。
地上における、そしてあなた方自身におけるいかなる災難も、われら*がそれを創生¹する以前に書²の中で(予め定めること)なくしては、降りかかることがなかったのだ。実にそれはアッラー*にとって、容易いこと。
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1 頻出名・用語解説「創成者*」も参照。 2 この「書」は、定められし碑板*のこと(ムヤッサル540頁参照)。
(アッラー*がこのように仰せられるのは、)あなた方が、(現世で)自分たちが逃したものゆえに心痛ませたり、かれ(アッラー*)が自分たちに授けて下さったものゆえに、有頂天になったりしないようにするため。アッラー*は(、自分が現世で授かったものゆえに)尊大ぶる者、(他人に対して)高慢ちきな者をお好みにならない。
(彼らは、財産を)出し惜しみし、人々にも吝嗇を勧める者たち。そして(アッラー*への服従に)背を向ける者があっても、(アッラー*はそのような者のことなど意にも介されない、)本当にアッラー*こそは満ち足りておられる*お方、称賛されるべき*お方なのだから。
われら*は確かに、われら*の使徒*たちを明証¹と共に遣わし、彼らと共に啓典と、人々が公正を行うための秤を下した。またわれら*は、多大な威力と人々への緒益を有する鉄を下した。(それは)アッラー*が、かれ(の宗教)とその使徒*たちをまだ見ぬままに²援助する者が誰かを、如実に表し給うためであった。本当にアッラー*は、強力なお方、偉力ならびない*お方であられる。
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1 この「明証」とは、彼らがもたらしたものの正しさを証明する、証拠のこと(ムヤッサル541頁参照)。 2 人々から見えないところで、援助するということ。あるいは、自分の眼で見たわけでもないアッラー*とその使徒*たちを、援助するということ(アッ=シャウカーニー5:236参照)。
また、われら*はヌーフ*とイブラーヒーム*を遣わし、彼ら二人の子孫の内に預言者*としての天分と啓典を与えた¹。そして彼らの内には導かれた者がいる一方、彼らの多くは放逸な者たちなのだ。
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1 全ての預言者*は、ヌーフ*及びイブラーヒーム*の子孫であり、啓典もまた全て、彼らの子孫に下った(アッ=サァディー842頁参照)。
それから、われら*は彼ら(ヌーフ*とイブラーヒーム*)の跡をわれら*の使徒*たちに継がせ、マルヤム*の子イーサー*にも継がせて、彼に福音*を授けた。また、彼(イーサー*)に従った者たちの心の中には、哀れみ深さと、慈悲の念を授けた。そして彼らは、われら*が彼らに義務づけたものではない修道生活を、(崇拝*における行き過ぎから勝手に)創始した。ただ、(彼らは)アッラー*のお喜びを求めて(そうしたまで)のことだったのだが、それ(修道生活)に対して真の配慮を払うこともなかった。¹そしてわれら*は彼らの内の(預言者*ムハンマド*を)信仰した者たちに、その褒美を授けたのだ。彼らの多くは(預言者*ムハンマド*を信じない)放逸な者たちなのだが。
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1 彼らは以下の二つの面で、それをなおざなりにした:①そのようなことを勝手に始めたこと。②自分たちに課したことを、十分に果たさなかったこと(前掲書、同頁参照)。
信仰する者たちよ¹、アッラー*を畏れ*、かれの使徒*を信じよ。かれはあなた方に、そのご慈悲からの倍の取り分をお与えになり、あなた方がそれを携えて歩む光²をあなた方に下さり、あなた方のために(罪を)お赦し下さろう。アッラー*は赦し深いお方、慈愛深い*お方。
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1 この「信仰する者たち」が誰のことを指すかについては、「啓典の民*」「全ての者」という二つの説がある。前者の場合、「倍の取り分」とは、自分たちの預言者*と預言者*ムハンマド*のいずれをも信仰することゆえの、倍の褒美(ほうび)のこと(イブン・カスィール8:30-33参照)。物語章52-54とその訳注も参照。また後者の場合、「信仰と畏れ*の念ゆえの二つの褒美」「命令に従い、禁令を避(さ)けることゆえの二つの褒美」あるいは、そもそも「倍」は「二倍」に限らず、褒美が何倍にもされることを示している(アッ=サァディー843頁参照)。 2 この「光」には、「(現世での)導き」「クルアーン*」「地獄の架け橋で共に歩み、天国へと導いてくれる光(アーヤ*12参照)」といった解釈がある。(アル=クルトゥビー17:267参照)。
(アッラー*がそのようにされるのは、)啓典の民*が、自分たちがアッラー*のご恩寵¹の内、いかなるものに対しても力を有してはいないこと、そして(全ての)恩寵はアッラー*の御手にこそ委ねられており、かれがそれをお望みの者に与えられるということ²を、知るためなのである。アッラー*は、偉大なる恩寵の主であられるのだから。
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1 この「ご恩寵」の解釈には、「イスラーム*」「褒美」「糧(かて)」「恩恵」といった諸説がある(前掲書17:268参照)。 2 この「恩寵」は、特に預言者*ムハンマド*の預言者*性を指している、とも言われる(前掲書、同頁参照)。一説にこの意味は、「自分たちが他の人々よりも優れていると信じていた、イスラーム*を受け入れない啓典の民が、アッラー*がムスリム*たちに彼らよりも沢山の恩寵を与えられたということを、知るため」ということ(アル=カースィミー16:5702参照)。