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カーフ・ハー・ヤー・アイン・サード¹。
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1 この文字群については、頻出名・用語解説の「クルアーンの冒頭に現れる文字群*」を参照。
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1 この文字群については、頻出名・用語解説の「クルアーンの冒頭に現れる文字群*」を参照。
(これは、)その僕ザカリーヤー*に対する、あなたの主*のご慈悲の叙述。
彼が自分の主*を、ひそやかに呼んだ時のこと。¹
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1 ザカリーヤー*がこの祈願をするに至った背景については、イムラーン家章37-41参照。
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1 ザカリーヤー*がこの祈願をするに至った背景については、イムラーン家章37-41参照。
彼は申し上げた。「我が主*よ。本当に私の骨は脆くなり、頭は白髪だらけになってしまいました¹。そして私はーー我が主*よーー(これ以前)、あなたへの祈願において、不幸な者ではありませんでした²。
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1 原語では正確には、「頭が白髪で燃え上がった」という表現が用いられている。元々は黒い頭が白くなってしまったことが、あたかも墨(すみ)の塊に火が付き、目映い光が黒い物体を全体的に覆ってしまうことに譬(たと)えられているのである(イブン・アーシュール16:64参照)。 2 つまり、祈願を叶(かな)えられなかった ことはない、ということ(ムヤッサル305頁参照)。
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1 原語では正確には、「頭が白髪で燃え上がった」という表現が用いられている。元々は黒い頭が白くなってしまったことが、あたかも墨(すみ)の塊に火が付き、目映い光が黒い物体を全体的に覆ってしまうことに譬(たと)えられているのである(イブン・アーシュール16:64参照)。 2 つまり、祈願を叶(かな)えられなかった ことはない、ということ(ムヤッサル305頁参照)。
また私の妻は不妊であり、私は自分の(死)後、身内(があなたの宗教を達成できないかもしれないこと)を怖れます。ですから私に、あなたの御許から後継者(としての子供)をお授け下さい。
私(の預言者*としての使命)を継ぎ、ヤァクーブ*の一族(の預言者*としての使命)を継ぐ(後継者を)。そしてーー我が主*よーー、彼を(あなたとあなたの僕たちから)喜ばれる者として下さい」。
(アッラー*は、天使*を通じて仰せられた。)「ザカリーヤー*よ、本当にわれら*はあなたに、ヤヒヤー*という名の男の子についての吉報を伝えよう。われら*は(彼)以前、誰もその名で名付けたことはなかった」。
彼(ザカリーヤー*)は、申し上げた。「我が主*よ、私に男の子が出来ましょうか?私の妻は不妊で、しかも私は老齢で干からびてしまっていますのに?」
彼(天使*)は言った。「その通り(だが)、あなたの主*は、(こう)仰せられたのだ。『それはわれにとって、容易いこと。われは彼(ヤヒヤー*)以前に、(以前は)全く存在していなかったあなたのことも、確かに創造したのだ』」。
彼(ザカリーヤー*)は、申し上げた。「我が主*よ、私に(、その吉報が実現するという)御徴をお授け下さい」。彼(天使*)は言った。「あなたの御徴は、あなたが健常でありながら、三夜の間、人々に話しかけることが出来なくなることである」。
こうして彼(ザカリーヤー*)は、ミフラーブ¹から彼の民のもとに出て来ると、彼らに「朝夕に、(アッラー*を)称え*なさい²」と仕草で示した。
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1 「ミフラーブ」については、イムラーン家章37の訳注を参照。 2 ヤヒヤー*の誕生が、全ての者にとっての吉報であったことゆえに、アッラー*を称える*よう命じたのだとされる(アッ=サァディー490頁参照)。
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1 「ミフラーブ」については、イムラーン家章37の訳注を参照。 2 ヤヒヤー*の誕生が、全ての者にとっての吉報であったことゆえに、アッラー*を称える*よう命じたのだとされる(アッ=サァディー490頁参照)。
(そしてヤヒヤー*が誕生し、成長した頃、アッラー*は仰せられた。)「ヤヒヤー*よ、啓典(トーラー*)を真摯に受け取れ¹」そしてわれら*は、幼少の彼に英知を授けた。
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1 「啓典を真摯に受け取る」とは、トーラー*を真剣に受け止め、その暗記、実践に励(はげ)むこと(ムヤッサル306頁参照)。
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1 「啓典を真摯に受け取る」とは、トーラー*を真剣に受け止め、その暗記、実践に励(はげ)むこと(ムヤッサル306頁参照)。
また、(われら*はヤヒヤー*に、)われら*の御許からの慈しみの念と、(罪からの)清らかさを(授けた)。彼は敬虔であった。
また(彼は)、自分の両親に孝行であり、尊大でも反抗的でもなかった。
そして、彼が生まれた日、亡くなる日、生きて蘇らされる日に、彼に(アッラー*からの)平安あれ。¹
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1 イブン・ウヤイナ*によれば、ここでこれら三つの状態のみが言及されているのは、これら三つの瞬間が人間にとって最も不安な状態であるからだという(アッ=タバリー7:5466参照)。
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1 イブン・ウヤイナ*によれば、ここでこれら三つの状態のみが言及されているのは、これら三つの瞬間が人間にとって最も不安な状態であるからだという(アッ=タバリー7:5466参照)。
また(使徒*よ)、啓典(クルアーン*)の中で、マルヤム*について語るのだ。彼女が自分の家族から、東方の場所に身を引いた¹時のこと。
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1 アル=クルトゥビー*は、彼女はアッラー*の崇拝*のために、神殿の東部に篭(こ)もったのだ、という見解を述べている(11:90参照)。また一説に、当時の人々にとって東という方向は、特別な善い意味があった(アッ=タバリー7:5468参照)。
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1 アル=クルトゥビー*は、彼女はアッラー*の崇拝*のために、神殿の東部に篭(こ)もったのだ、という見解を述べている(11:90参照)。また一説に、当時の人々にとって東という方向は、特別な善い意味があった(アッ=タバリー7:5468参照)。
そして彼女は彼らを避けて覆いをかけ、われら*は彼女に、われら*の魂¹を遣わした。すると彼は、非の打ち所のない人間の姿で、彼女の前に現れた。
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1 大半の学者は、この「魂」をジブリール*と解釈している。ジブリール*がここで「魂」と呼ばれているのは、彼と、彼による啓示の伝達によって、宗教が息吹(いぶ)く からだとされる。また、それが「われら*」というアッラー*の修飾を受けているのは、カァバ神殿*が「アッラー*の館」と呼ばれるように、ジブリール*への栄誉を表しているためとされる(アル=アルースィー16:75参照)。
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1 大半の学者は、この「魂」をジブリール*と解釈している。ジブリール*がここで「魂」と呼ばれているのは、彼と、彼による啓示の伝達によって、宗教が息吹(いぶ)く からだとされる。また、それが「われら*」というアッラー*の修飾を受けているのは、カァバ神殿*が「アッラー*の館」と呼ばれるように、ジブリール*への栄誉を表しているためとされる(アル=アルースィー16:75参照)。
彼女は言った。「本当に私は、慈悲あまねき*お方(アッラー*)に、あなた(から災いを受けること)に対してのご加護を乞います。もしあなたが、(アッラー*を)畏れる*お方ならば(、近づかないで下さい)」。
彼(ジブリール*)は言った。「私はまさに、あなたに清らかな男の子を差し上げるための、あなたの主*からの使いなのです」。
彼女は言った。「私に、男の子が出来るなどということがありましょうか?私には人一人触れたことはなく、私はふしだらでもありませんでしたのに」。
彼は言った。「その通り(ですが)、あなたの主*は、(こう)仰せられました。『それはわれにとって、容易いこと。そして(それは)、彼(その男の子)を人々への御徴¹とし、われら*の御許からの慈悲とするためなのだ。(それは)既に定められていたことなのである』」。
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1 この「御徴」とは、アッラー*の御力を示す証拠のこと。アッラー*は、人間を多様な形で創造された。アーダム*は男性も女性も介さず、ハウワーゥ*は女性を介さず、イーサー*は男性を介さず、そしてそれ以外の人間は皆、男性と女性を介してお創りになったのである(イブン・カスィール5:220参照)。
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1 この「御徴」とは、アッラー*の御力を示す証拠のこと。アッラー*は、人間を多様な形で創造された。アーダム*は男性も女性も介さず、ハウワーゥ*は女性を介さず、イーサー*は男性を介さず、そしてそれ以外の人間は皆、男性と女性を介してお創りになったのである(イブン・カスィール5:220参照)。
こうして彼女は、彼(イーサー*)を宿し、身ごもった状態で(人々から)遠い場所へと身を遠ざけた¹。
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1 彼女は、未婚の妊娠による醜聞(しゅうぶん)を恐れていた(アッ=サァディー491頁参照)。
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1 彼女は、未婚の妊娠による醜聞(しゅうぶん)を恐れていた(アッ=サァディー491頁参照)。
そして陣痛が彼女を、ナツメヤシの木¹の幹へと追いや(り、彼女はそれによりかか)った。彼女は言った。「あぁ、これ以前に私が死んでしまっていたら、そして忘れ去られた、どうでもよい存在であったらよかったのに!」
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1 一説に、このナツメヤシの木は枯れ木であった(アル=バガウィー3:229参照)。
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1 一説に、このナツメヤシの木は枯れ木であった(アル=バガウィー3:229参照)。
すると、彼¹は彼女の下方から、彼女に(こう)呼びかけた。「悲しんではなりません。あなたの主*は、あなたの下に、まさに小川を流させ給うたのですから。
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1 この「彼」には、「ジブリール*」という説と、「イーサー*」という説がある(アッ=タバリー7:5477-5479参照)。
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1 この「彼」には、「ジブリール*」という説と、「イーサー*」という説がある(アッ=タバリー7:5477-5479参照)。
そしてナツメヤシの木の幹を、ご自分の方にお揺らしなさい。そうすればそれは、採り頃の熟れたナツメヤシの実を、あなたの上に落とします。
そうしたら、食べかつ飲み、(子の誕生に)お喜びなさい¹。そして、もし誰か人を見るようなことがあれば、(こう)言うのです。『本当に私は、慈悲あまねき*お方(アッラー*)に斎戒¹を誓いました。それでこの日は、絶対に人とは話しません』」。
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1 ここで「喜ぶ」という訳をあてた原語は、「クッラトゥ・アイン(眼の涼しさ)」という表現の派生形。アラビア語で「眼が熱くなる」という表現が、「(悲しみゆえに)泣いてばかりいる状態」を表すのと逆に、「眼が涼しい」ことは、喜びを表す(イブン・アーシュール16:89参照)。 2 当時の「斎戒*」は、飲食だけでなく、言葉を慎(つつし)む 必要があったとされる。それゆえマルヤム*は、この言葉を喋らずに、仕草で示したのだという説もある(イブン・カスィール5:225参照)。
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1 ここで「喜ぶ」という訳をあてた原語は、「クッラトゥ・アイン(眼の涼しさ)」という表現の派生形。アラビア語で「眼が熱くなる」という表現が、「(悲しみゆえに)泣いてばかりいる状態」を表すのと逆に、「眼が涼しい」ことは、喜びを表す(イブン・アーシュール16:89参照)。 2 当時の「斎戒*」は、飲食だけでなく、言葉を慎(つつし)む 必要があったとされる。それゆえマルヤム*は、この言葉を喋らずに、仕草で示したのだという説もある(イブン・カスィール5:225参照)。
それから彼女は彼(イーサー*)を抱き、彼と共に彼女の民のもとへやって来た。彼らは(、それを見て)言った。「マルヤム*よ、あなたは本当に、とんでもないことをしでかした。
ハールーンの姉妹¹よ、あなたの父親は不品行な男ではなかったし、あなたの母親もふしだらではなかったのだぞ」。
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1 ここでマルヤム*が、「ハールーン*の姉妹」と形容されていることに関し、イブン・カスィール*は「その崇拝*行為における熱心さにおいて、預言者*ハールーン*に類似していたため」「彼女が、預言者*ハールーン*の一族に属していたため」「彼女には実際、崇拝*と禁欲で有名なハールーン*という名の兄弟がいたため」といった説を挙げ、彼女が預言者*ハールーン*の実の姉妹という説は否定している(5:226-227参照)。
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1 ここでマルヤム*が、「ハールーン*の姉妹」と形容されていることに関し、イブン・カスィール*は「その崇拝*行為における熱心さにおいて、預言者*ハールーン*に類似していたため」「彼女が、預言者*ハールーン*の一族に属していたため」「彼女には実際、崇拝*と禁欲で有名なハールーン*という名の兄弟がいたため」といった説を挙げ、彼女が預言者*ハールーン*の実の姉妹という説は否定している(5:226-227参照)。
すると彼女は、(彼らが赤ん坊に直接尋ねるよう、)彼の方を指した。彼らは言った。「揺りかごの中にいる幼子に、私たちがいかに話しかけるというのか?」
彼(イーサー*)は言った。「本当に私は、アッラー*の僕です。かれは私に、啓典を授けて下さり、私を預言者*とされたのです。
また、かれは私がどこにあろうと祝福にあふれた者とされ、私が生きている間中、礼拝と浄財*を私に命じられました。
そして(私を)母親に孝行する者とされ、尊大で不幸な者とはされませんでした。
私が生まれた日、死ぬ日、生きたまま蘇らされる日に、私に(アッラー*からの)平安あれ¹」。
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1 アーヤ*15の訳注も参照。
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1 アーヤ*15の訳注も参照。
(使徒*よ、)それがマルヤム*の子イーサー*。彼ら(啓典の民*)が疑わしく思っている、(イーサー*に関する)真理の言葉。
アッラー*が子供をもうけ給うことなど、ありえない。かれに称え*あれ¹。かれが一事をお取り決めにな(り、お望みにな)れば、それに『あれ』と仰せられるだけで、それは存在するのである。
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1 ここでの「称え*あれ」については、雌牛章116の訳注も参照。
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1 ここでの「称え*あれ」については、雌牛章116の訳注も参照。
(イーサー*は民に言った。)「本当にアッラー*は、我が主*であり、あなた方の主*。ならば、かれを崇拝*しなさい。これが、まっすぐな道なのですから」。
それから(啓典の民*の)派閥が、(イーサー*のことに関し、)彼らの間で意見を異にした¹。それで不信仰に陥った者*たちに、この上な(く恐ろし)い(復活の)日*の立会いの災いあれ。
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1 ある者たちは彼を神聖化し、またある者たちは彼を魔術師とし、また別の者たちは彼を大工ユースフ*の息子とした(ムヤッサル307頁参照)。
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1 ある者たちは彼を神聖化し、またある者たちは彼を魔術師とし、また別の者たちは彼を大工ユースフ*の息子とした(ムヤッサル307頁参照)。
われら*のもとへと彼らがやって来るその日、彼らの視力は何と鋭く、その聴覚は何と研ぎ澄まされていることか!¹しかし(現世における)この日、不正*者たちは紛れもない迷妄の中にあるのだ。
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1 復活の日*、彼らは自分たちの不信仰・シルク*・(不適切な)言動を認め、自分たちの真の状況を明確に知って、後悔する(アッ=サァディー493頁参照)。 関連するアーヤ*として、家畜章158とその訳注、夜の旅章97「盲目・・・」の訳注も参照。
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1 復活の日*、彼らは自分たちの不信仰・シルク*・(不適切な)言動を認め、自分たちの真の状況を明確に知って、後悔する(アッ=サァディー493頁参照)。 関連するアーヤ*として、家畜章158とその訳注、夜の旅章97「盲目・・・」の訳注も参照。
そして(使徒*よ)、迂闊であり、信仰することのない彼らに、ことが決定される悔恨の日¹について警告を告げよ。
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1 その日、不信仰者*らはアッラー*のご満悦と天国を失い、代わりにそのお怒りと地獄を得る。そして、やり直すために現世に戻ることも出来ず、仮に戻っても、自分の状況を変えることも叶わない。そのような中で彼らは、心が張り裂けんばかりの後悔に襲われる(アッ=サァディー493頁参照)。
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1 その日、不信仰者*らはアッラー*のご満悦と天国を失い、代わりにそのお怒りと地獄を得る。そして、やり直すために現世に戻ることも出来ず、仮に戻っても、自分の状況を変えることも叶わない。そのような中で彼らは、心が張り裂けんばかりの後悔に襲われる(アッ=サァディー493頁参照)。
本当にわれら*は、大地とその上にある者を引き継ぐ¹。そしてわれら*の御許にこそ、彼らは戻されるのである。
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1 全ての創造物は滅び、アッラー*だけが残る(イブン・カスィール234:5参照)。「われら*は・・・引き継ぐ」という表現については、イムラーン家章180「天地の遺産はアッラー*にこそ属する」の訳注も参照。
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1 全ての創造物は滅び、アッラー*だけが残る(イブン・カスィール234:5参照)。「われら*は・・・引き継ぐ」という表現については、イムラーン家章180「天地の遺産はアッラー*にこそ属する」の訳注も参照。
(使徒*よ、)啓典(クルアーン*)の中で、イブラーヒーム*について語るのだ。本当に彼は大そうな正直者¹であり、預言者*であった。
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1 「大そうな正直者」については、婦人章63の訳注を参照。
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1 「大そうな正直者」については、婦人章63の訳注を参照。
彼が自分の父親に、(こう)言った時のこと¹。「お父さん、聞きもしなければ、見ることも出来ず、あなたを少しも益することもないもの²を、なぜ崇めるのですか?
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1 イブラーヒーム*とその父親、及びその民のやり取りについては、家畜章74-82、預言者*たち章52-70、詩人たち章70-89、整列者章85-98、金の装飾章26-28も参照。 2 つまり、偶像のこと(アッ=サァディー494頁参照)。
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1 イブラーヒーム*とその父親、及びその民のやり取りについては、家畜章74-82、預言者*たち章52-70、詩人たち章70-89、整列者章85-98、金の装飾章26-28も参照。 2 つまり、偶像のこと(アッ=サァディー494頁参照)。
お父さん、本当に私のもとに、あなたには訪れることのなかった知識の一部が、確かに到来したのです。ですから、私に従って下さい。そうすれば私はあなたを、真っ当な道にご案内します。
お父さん、シャイターン*を崇めないで下さい。本当にシャイターン*は、慈悲あまねき*お方(アッラー*)にひどく反抗的なものです。
お父さん、本当に私は、慈悲あまねき*お方(アッラー*)からの罰があなたに及び、あなたがシャイターン*の同志となるのを怖れています」。
彼(イブラーヒーム*の父親)は、言った。「一体お前は、我が神々(の崇拝*)から身を引きたいのか、イブラーヒーム*よ?もしもお前が(、我が神々への中傷を)止めないのなら、私はきっとお前を(石で)打ち殺してやろう¹。私からずっと、遠ざかっておれ」。
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1 「(石で)打ち殺す」については、フード*章91内の同表現の訳注も参照。
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1 「(石で)打ち殺す」については、フード*章91内の同表現の訳注も参照。
彼(イブラーヒーム*)は言った。「あなたに平安あれ¹。私は我が主*に対し、あなたのために、(罪の)お赦しを乞いましょう²。本当にかれは(祈れば聞き入れて下さる)、私に懇切なお方なのですから。
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1 「私の方からは、父親であるあなたに害悪は及びません」という事(イブン・カスィール5:236参照)。 1 後に悔悟章112-113、試問される女章4が下り、不信仰者*のために罪の赦しを乞うことは、禁じられた(前掲書、同頁参照)。
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1 「私の方からは、父親であるあなたに害悪は及びません」という事(イブン・カスィール5:236参照)。 1 後に悔悟章112-113、試問される女章4が下り、不信仰者*のために罪の赦しを乞うことは、禁じられた(前掲書、同頁参照)。
そして私は、あなた方と、あなた方がアッラー*をよそに祈っているものから遠ざかり、我が主*に祈りましょう。私は、我が主*への祈りにおいて、(それが叶えられないような)不幸な者とはならないでしょう」。
彼(イブラーヒーム*)が、彼らと、彼らがアッラー*をよそに崇めているものから遠ざかった時、われら*は彼にイスハーク*と(イスハーク*の息子の)ヤァクーブ*を授けた。そして(その)いずれも、預言者*としたのだ。
そしてわれら*は、われら*の慈悲の内から彼らに授け¹、彼らに対する(人々の、)誉れ高く素晴らしい(賞賛の)言葉を与えた²。
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1 有益な知識、正しい行い*、預言者たちや義人(ぎじん)らを含む多くの子孫など、アッラー*が彼らにお授けになった全てのご慈悲のこと(アッ=サァディー494頁参照)。 2 アッラー*は、人々が公(おおや)けに、彼らに対する心からの賞賛を表明し、人々の心と言葉が彼らに対する賞賛と愛情で満たされるようにされた。そして彼らに対する賞賛は、世の終わりまで続くのである(前掲書、同頁参照)。
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1 有益な知識、正しい行い*、預言者たちや義人(ぎじん)らを含む多くの子孫など、アッラー*が彼らにお授けになった全てのご慈悲のこと(アッ=サァディー494頁参照)。 2 アッラー*は、人々が公(おおや)けに、彼らに対する心からの賞賛を表明し、人々の心と言葉が彼らに対する賞賛と愛情で満たされるようにされた。そして彼らに対する賞賛は、世の終わりまで続くのである(前掲書、同頁参照)。
(使徒*よ、)啓典(クルアーン*)の中で、ムーサー*について語るのだ。本当に彼は、精選された者¹であり、使徒*であり預言者*であった。
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1 「精選された者」については、ユースフ*章24「精選されたアッラー*の僕」の訳注も参照。
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1 「精選された者」については、ユースフ*章24「精選されたアッラー*の僕」の訳注も参照。
また、われら*は山の右側から彼に呼びかけ¹、密やかに語りかけつつ、彼を近寄せた。
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1 ムーサー*はマドゥヤン*からエジプトに向かう途中、山の傍(かたわ)らにあった、ムーサー*から見て右側の木から呼びかけられたという(アル=クルトゥビー11:114参照)。この時の様子については、ター・ハー章9-37、蟻章8、物語章29-35も参照。
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1 ムーサー*はマドゥヤン*からエジプトに向かう途中、山の傍(かたわ)らにあった、ムーサー*から見て右側の木から呼びかけられたという(アル=クルトゥビー11:114参照)。この時の様子については、ター・ハー章9-37、蟻章8、物語章29-35も参照。
そしてわれら*は彼に、われら*の慈悲ゆえ、預言者*であるその兄ハールーン*を授けた¹。
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1 このことの詳細については、ター・ハー章29-32、詩人たち章12-13、物語章34-35を参照。
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1 このことの詳細については、ター・ハー章29-32、詩人たち章12-13、物語章34-35を参照。
(使徒*よ、)啓典(クルアーン*)の中で、イスマーイール*について語るのだ。本当に彼は、その約束に忠実で¹で、使徒*であり預言者*であった。
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1 この「約束」は、アッラー*とのものも、人間とのものも、いずれをも含む。彼は自分自身を犠牲として捧げるかどうか、という究極的な状況(整列者章102参照)においてさえも、自分の約束を全うした(アッ=サァディー496頁参照)。
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1 この「約束」は、アッラー*とのものも、人間とのものも、いずれをも含む。彼は自分自身を犠牲として捧げるかどうか、という究極的な状況(整列者章102参照)においてさえも、自分の約束を全うした(アッ=サァディー496頁参照)。
そして彼は、自分の家族に礼拝と浄財*を命じ、その主*の御許で喜ばれる者であった。
(使徒*よ、)啓典(クルアーン*)の中で、イドリース*について語るのだ。本当に彼は、大そうな正直者¹であり、預言者*であった。
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1 「大そうな正直者」については、婦人章63の訳注を参照。
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1 「大そうな正直者」については、婦人章63の訳注を参照。
そしてわれら*は彼を、高い場所へと上げてやった。
(われら*があなたに語って聞かせた、)それらの者たちは、アッラー*が恩恵をお授けになった預言者*たちである。(彼らは)アーダム*の子孫、われら*がヌーフ*と共に運んだ者、イブラーヒーム*とイスラーイール(ヤァクーブ*)の子孫、われら*が導き、選び抜いた内の者たち。慈悲あまねき*お方(アッラー*)の御徴¹が誦み聞かせられれば、彼らはサジダ*し、涙しつつ、崩れ落ちたのだ(読誦のサジダ*)。
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1 明白な証拠を含む、アッラー*の御言葉のこと(イブン・カスィール5:242参照)。
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1 明白な証拠を含む、アッラー*の御言葉のこと(イブン・カスィール5:242参照)。
こうして彼らの後、礼拝を放棄し、欲望を追い求めた愚かな後継者たちが、後を継いだ。ならば彼らはやがて、悪事¹に直面するであろう。
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1 この「悪事」には、「損失」「地獄の奥底にある谷の名前」といった解釈もある(前掲書5:245参照)。
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1 この「悪事」には、「損失」「地獄の奥底にある谷の名前」といった解釈もある(前掲書5:245参照)。
但し、悔悟し、信仰して正しい行い*を行う者、それらの者たちは天国に入り、少しも不正*を受けることはない。
(彼らは、)慈悲あまねき*お方(アッラー*)がその僕たちに約束された、まだ見ぬ永久の楽園¹に(入る)。本当にかれのお約束は、実現することになっているのだ。
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1「永久の楽園」については、悔悟章72の訳注を参照。
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1「永久の楽園」については、悔悟章72の訳注を参照。
彼らはそこで、いかなる戯言を耳にすることもない。ただ、「(あなた方に)平安を¹」(という挨拶を聞く)。そして彼らにはそこで朝夕²、(いつでも望むだけの)自分たちの糧があるのだ。
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1 「あなた方に平安を」については、雷鳴章24も参照。 2 解釈学者の一般的な説として、天国は常に光で包まれており、夜が存在しない。ただ彼らは昼の始まりと終わりに相当する時間帯に、食事を頂くのだという。また、天国の昼と夜は、垂れ幕の上げ下げによって分かるのだ、という説などもある(アル=バガウィー3:241参照)。
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1 「あなた方に平安を」については、雷鳴章24も参照。 2 解釈学者の一般的な説として、天国は常に光で包まれており、夜が存在しない。ただ彼らは昼の始まりと終わりに相当する時間帯に、食事を頂くのだという。また、天国の昼と夜は、垂れ幕の上げ下げによって分かるのだ、という説などもある(アル=バガウィー3:241参照)。
その天国は、われら*が、われら*の僕たちの内、敬虔*だった者に引き継がせる¹もの。
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1 天国に入れることが、「引き継がせる」と表現されていることの理由としては、「あたかも相続人に遺産を取っておくように、アッラー*が彼らのために、天国を取って置かれるため」「もしアッラー*に従っていれば、自分のものであった天国の権利を、別の敬虔*な者たちへと移転する様子が、相続にたとえられているため」などといった説がある(アッ=ラーズィー7:553参照)。
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1 天国に入れることが、「引き継がせる」と表現されていることの理由としては、「あたかも相続人に遺産を取っておくように、アッラー*が彼らのために、天国を取って置かれるため」「もしアッラー*に従っていれば、自分のものであった天国の権利を、別の敬虔*な者たちへと移転する様子が、相続にたとえられているため」などといった説がある(アッ=ラーズィー7:553参照)。
そして(ジブリール*よ、使徒*ムハンマド*にこう言うのだ、)「私たち(天使*)は、あなたの主*のご命令によらずしては、(天から地に)降臨することがない。かれにこそ、私たちの前にあるものと、後ろにあるもの、そしてその間にあるものが属する¹のだ。そしてあなたの主*はもとより、忘れたりするお方ではない。²
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1 つまりアッラー*にこそ、未来における来世のことも、過去における現世のことも、またその中間にあることなど、全ての時間と場所における命令が属するということ(ムヤッサル309頁参照)。 1 このアーヤ*は、預言者*ムハンマド*がジブリール*に、「なぜ、今あなたが私たちを訪れるよりも沢山、私たちのもとを訪れないのか?」と尋ねたことに関し、下ったとされる(アル=ブハーリー4731参照)。
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1 つまりアッラー*にこそ、未来における来世のことも、過去における現世のことも、またその中間にあることなど、全ての時間と場所における命令が属するということ(ムヤッサル309頁参照)。 1 このアーヤ*は、預言者*ムハンマド*がジブリール*に、「なぜ、今あなたが私たちを訪れるよりも沢山、私たちのもとを訪れないのか?」と尋ねたことに関し、下ったとされる(アル=ブハーリー4731参照)。
(かれは、)諸天と大地とその間にあるものの主。ならば、かれを崇拝*し、かれへの崇拝*に忍耐*せよ。一体あなた¹は、かれに似たものを知っているというのか?²」
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1 この「あなた」については、雌牛章120の訳注を参照。以下、同様の表現の際にも、同訳注を参照。 2 相談章11も参照。
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1 この「あなた」については、雌牛章120の訳注を参照。以下、同様の表現の際にも、同訳注を参照。 2 相談章11も参照。
(不信仰な)人間は言う。「一体、私が死んだら、やがて生きて(墓から)出されるというのか?
一体、その人間は、存在してはいなかった自分自身を、われら*が以前、創造したことを覚えていないのか?
(使徒*よ、)あなたの主*にかけて、われら*は必ずや彼らとシャイターン*たちを召集し、それから彼らを跪いた状態¹のまま、地獄の周りにきっと連れて来よう。
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1 彼らはその日、恐怖により立ち上がることが出来ないのだという(ムヤッサル310頁参照) 。
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1 彼らはその日、恐怖により立ち上がることが出来ないのだという(ムヤッサル310頁参照) 。
それから、われら*は必ずや、慈悲あまねき*お方(アッラー*)に対して最も反抗的な者を、各々の集団から引き抜いて(真っ先に懲罰にかけて)やろう。
そして本当にわれら*は、そこ(地獄)に入って炙られる最も相応しい者たちを最もよく知っているのだ。
また、あなた方の内で、そこにやって来ない者はいない¹。それはもとより、あなたの主*にとって、定められた絶対(に起きること)なのだ。
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1 このアーヤ*の解釈には、以下のような諸説がある。①全ての者がそこにやって来るが、その後に信仰者だけが報われる。②実際に全ての者が地獄の中に入るが、信仰者にとって、その火は涼(すず)しく、無事なものとなる。③これは、地獄の上に架(か)けられた橋(鉄章12とその訳注を参照)のこと。信仰者ではなかった者は、そこから地獄におちてしまう(アッ=サァディー498頁参照)。
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1 このアーヤ*の解釈には、以下のような諸説がある。①全ての者がそこにやって来るが、その後に信仰者だけが報われる。②実際に全ての者が地獄の中に入るが、信仰者にとって、その火は涼(すず)しく、無事なものとなる。③これは、地獄の上に架(か)けられた橋(鉄章12とその訳注を参照)のこと。信仰者ではなかった者は、そこから地獄におちてしまう(アッ=サァディー498頁参照)。
それからわれら*は、敬虔*な者たちを救い出し、不正*者たちをその中に跪いた状態で置き去りにする。
また、われら*の明白な御徴¹が彼らに読誦されれば、不信仰に陥った者*たちは信仰する者たちに、(こう)言った。「二つの集団のいずれが、住居がより素晴らしく、会合の場がより華々しいのか?」²
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1 クルアーン*のアーヤ*のこと(アル=クルトゥビー11:141参照)。 2 裕福なクライシュ族*の不信仰者*らは、貧しいムスリム*たちに向かって、もし自分たちの教えが間違っているのなら、なぜ自分たちは財産や仲間においてムスリム*たちにより優っているのか、と主張した(アル=クルトゥビー11:141参照)。家畜章53と砂丘章11、およびその訳注も参照。
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1 クルアーン*のアーヤ*のこと(アル=クルトゥビー11:141参照)。 2 裕福なクライシュ族*の不信仰者*らは、貧しいムスリム*たちに向かって、もし自分たちの教えが間違っているのなら、なぜ自分たちは財産や仲間においてムスリム*たちにより優っているのか、と主張した(アル=クルトゥビー11:141参照)。家畜章53と砂丘章11、およびその訳注も参照。
一体、われら*は彼ら以前、(彼らより)家財も容色も上回る、どれだけの世代を滅ぼしてきたであろうか。
言ってやれ。「(真理に従わず)迷いの中にある者、そのような者には慈悲あまねき*お方(アッラー*)が、猶予を伸ばして下さるままにしておけ¹。やがて(現世での)懲罰にせよ、その時(復活の日*)にせよ、彼らが警告されているものを目の当たりにすれば、彼らは誰がより立場が悪く、軍勢が弱い者であるかを知ることになるのだ」。
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1 イムラーン家章178も参照。
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1 イムラーン家章178も参照。
また(言ってやれ)、「アッラー*は、導かれた者たちに、導きを上乗せされる¹。そして永遠に残る正しい行い*²は、あなたの主*の御許で褒美がよりよく、結末もよりよいものなのだ」と。
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1 アッラー*の教えを信じ、それに則(のっと)って行うことで、信仰は新たなものになる(ムヤッサル310頁参照) 。 2 「永遠に残る正しい行い」については、洞窟章46の訳注を参照。
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1 アッラー*の教えを信じ、それに則(のっと)って行うことで、信仰は新たなものになる(ムヤッサル310頁参照) 。 2 「永遠に残る正しい行い」については、洞窟章46の訳注を参照。
(使徒*よ、)あなたは、われら*の御徴を否定し、「私は(来世でも)必ずや、(多くの)財産と子供を授かるのだ」などと言った者¹を知っているか?
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1 これは、マッカ*の不信仰者*アル=アース・ブン・ワーイル(アル=ブハーリー2091参照)。ただし、アーヤ*の意味は、彼と同様の全ての者に適用される(ムヤッサル311頁参照)。
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1 これは、マッカ*の不信仰者*アル=アース・ブン・ワーイル(アル=ブハーリー2091参照)。ただし、アーヤ*の意味は、彼と同様の全ての者に適用される(ムヤッサル311頁参照)。
一体彼は、不可視の世界*を覗き見でもしたのか?それとも、慈悲あまねき*お方(アッラー*)の御許で、(そのような)約束を結んだのだとでも?
断じて(、そうでは)ない。われら*は彼の言うことを記録し、彼に懲罰をどんどん上乗せしてやろう。
そして、われら*が彼の言うものを引き継ぎ¹、(復活の日*、)彼はわれら*のもとに(財産も子供もない状態で、)ただ独りやって来るのだ。
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1 アッラー*は彼を滅ぼされ、彼が来世でも授かると主張していた財産と子供を、彼から奪われる(アッ=タバリー7:5539参照)。
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1 アッラー*は彼を滅ぼされ、彼が来世でも授かると主張していた財産と子供を、彼から奪われる(アッ=タバリー7:5539参照)。
また彼ら(シルク*の徒)は、それらが自分たちにとっての威厳となるべく、アッラー*をよそに神々¹を設け(、拝し)た。
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1 「神々」に関しては、雌牛章133の訳注参照のこと。
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1 「神々」に関しては、雌牛章133の訳注参照のこと。
断じて(、そうはなら)ない。それらは彼らの(自分たちに対する)崇拝*を否定し、彼らに対して(彼らが思っていたのとは)正反対のものとなるのだ。¹
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1 同様の情景が描写されているアーヤ*として、ユーヌス*章28-29、物語章63、蜘蛛章25、創成者*章13-14、砂丘章6なども参照。
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1 同様の情景が描写されているアーヤ*として、ユーヌス*章28-29、物語章63、蜘蛛章25、創成者*章13-14、砂丘章6なども参照。
一体(使徒*よ、)あなたは、われら*がシャイターン*たちを不信仰者*らへと遣わし(それで彼らを支配してしまっ)たのを、知らなかったのか?彼ら(シャイターン*)は、その者(不信仰者*)たちを、(アッラー*への服従から反抗へと)煽り立てるのだ。
ならば、彼らに対して、(懲罰が下るのを)急ぐのではない。われら*は彼らのために、数えに数え上げる¹だけなのだから。
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1 彼らに与えられた寿命と、彼らの行いを数え上げる、ということ(ムヤッサル311頁参照) 。
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1 彼らに与えられた寿命と、彼らの行いを数え上げる、ということ(ムヤッサル311頁参照) 。
われら*が敬虔*な者たちを、使節団として慈悲あまねき*お方(アッラー*)の御許へと召集する(復活の*)日。
そしてわれらは罪悪者たちを、喉がからからの状態で地獄へと引っぱって来る。
彼らは(誰に対しても)、執り成し(の権利)を持っていない。しかし、慈悲あまねき*お方(アッラー*)の御許で約束をした者¹は、別である。
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1 アッラー*とその使徒*を信じ、従い、アッラー*がお喜びになった者のこと(アッ=サァディー500頁参照)。ター・ハー章109も参照。
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1 アッラー*とその使徒*を信じ、従い、アッラー*がお喜びになった者のこと(アッ=サァディー500頁参照)。ター・ハー章109も参照。
彼らは言った。「慈悲あまねき*お方(アッラー*)は、御子をもうけられた」。
あなた方は確かに、とんでもない悪事をしでかしたものだ。
諸天は、それ¹ゆえにばらばらに割れんばかり、また地面は裂けんばかり、そして山々は崩れ落ちんばかりである。
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1 この「それ」は、アーヤ*88にあるような、とんでもない言葉のこと(ムヤッサル311頁参照)。
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1 この「それ」は、アーヤ*88にあるような、とんでもない言葉のこと(ムヤッサル311頁参照)。
彼らが慈悲あまねき*お方(アッラー*)に、御子があるなどとしたために。
慈悲あまねき*お方(アッラー*)が御子をもうけるなどということは、ありえないことなのだ。¹
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1 雌牛章116の訳注も参照。
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1 雌牛章116の訳注も参照。
諸天と大地にあるいかなる者¹も、(復活の日*に)僕として²、慈悲あまねき*お方(アッラー*)の御許へと馳せ参じない者はいない。
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1 天にいる天使*と、地にある人間とジン*のこととされる(前掲書、同頁参照)。 2 つまり、アッラー*に対して謙虚・従順(じゅうじゅん)で、かれのみが崇拝*に値するお方であるということを認める僕(しもべ)のこと(前掲書、同頁参照)。
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1 天にいる天使*と、地にある人間とジン*のこととされる(前掲書、同頁参照)。 2 つまり、アッラー*に対して謙虚・従順(じゅうじゅん)で、かれのみが崇拝*に値するお方であるということを認める僕(しもべ)のこと(前掲書、同頁参照)。
かれは確かに、彼らを数え上げられ、彼らを勘定し尽くしておられる¹。
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1 アッラー*は、彼ら自身のことも、彼らの行いのことも、余すことなくご存知である(アッ=サァディー501頁参照)。
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1 アッラー*は、彼ら自身のことも、彼らの行いのことも、余すことなくご存知である(アッ=サァディー501頁参照)。
そして彼ら全員は復活の日*、(財産も子供もなく)独りで、かれの御許に馳せ参じるのだ。
本当に、信仰し、正しい行い*に励む者たち、慈悲あまねき*お方(アッラー*)は彼らに対し、愛情¹をお授けになろう。
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1 アッラー*からの寵愛(ちょうあい)と、信仰者たちからの愛情(アル=バガウィー3:253参照)。
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1 アッラー*からの寵愛(ちょうあい)と、信仰者たちからの愛情(アル=バガウィー3:253参照)。
(あなたに下った啓示を伝えよ、)というのもわれら*は、あなたがそれ(クルアーン*)によって敬虔*な者たちに吉報を伝え、それによって激しい反論の民に警告するべく、それをあなたの言葉(アラビア語)によって容易なものとしたに外ならないのだから。
そしてわれら*は彼ら以前に、一体どれだけ多くの世代を滅ぼしたことか。一体あなたは彼らの内の一人でも、目にするのか?あるいは、彼らの囁き声を耳にするとでも?¹
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1 つまり彼らは、跡形(あとかた)もなく全滅してしまったということ(前掲書、同頁参照)。
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1 つまり彼らは、跡形(あとかた)もなく全滅してしまったということ(前掲書、同頁参照)。