ﰡ
____________________
1 「最初の集合」とは、ナディール族が集合させられ、最初の追放を強(し)いられた 出来事のこと(ムヤッサル545頁参照)。詳しくは、頻出名・用語解説「ナディール族との戦い*」を参照。一方、二番目の「集合」については、「アラビア半島からシャーム地方(現在のパレスチナ、シリア周辺地域)へと、彼らをまとめて追放したこと」「復活の日*、大火が人々を東から西へと集めつつ追いやること」といった解釈がある(アル=バガウィー5:53参照)。 2 この意味には、「追放される際、家屋を壊して木材などを運んで持って行き、残りの部分はムスリム*によって壊された」「追放の後、ムスリム*たちによって利用されないよう、自分たちの手で家屋を壊した」「ムスリム*たちは戦いの場を拡大すべく、彼らの住居を壊していったが、彼らは住居の後方に穴を開けては別の住居へと移動し、転々としていった」などの解釈がある(アル=バガウィー5:53参照)。
____________________
1 ムスリム*たちは預言者*の許可のもと、ナディール族の士気をくじくため、あるいは場所を広くするため、彼らが所有するナツメヤシの木々を切り倒した。それに関し、ナディール族がそれを悪い行いとして非難したため、このアーヤ*が下ったのだとされる(アル=クルトゥビー18:6参照)。
____________________
1 この戦利品*「ファイゥ」については、頻出名・用語解説の「戦利品*」を参照。
____________________
1 この戦利品*「ファイゥ」については、頻出名・用語解説の「戦利品*」を参照。また、非ムスリムとの安全保障・戦いについては、悔悟章36の訳注も参照。 2 同様のアーヤ*である、戦利品章41とその訳注を参照。
____________________
1 このアーヤ*「ムハージルーン*の困窮者たちに」の文法的な解釈には、「アーヤ*7の『・・・属する』につながる」「同アーヤ*の『・・・循環するものとならないようにするため』につながり、『・・・ではなく、しかし・・・困窮者たちに』となる」「『・・・困窮者たちに(は驚くべきである)』という文が省略されている」といった諸説がある(アッ=シャウカーニー5:266参照)。
____________________
1 このアーヤ*は文法上、アーヤ*8「・・・困窮者たちに」にかかるとも、それとは無関係だとも言われる(アル=クルトゥビー18:21参照)。 2 これはムハージルーン*だけに分配された、ナディール族の戦利品*のこと(アル=バガウィー5:58参照)。
____________________
1 これは、ムハージルーン*とアンサール*の善き手法と美点を踏襲(とうしゅう)し、かつ彼らのために公私において幸せを祈る者たちのこと。悔悟章100とその訳注も参照(イブン・カスィール8:72-73参照)。
____________________
1 これはナディール族に対する、偽信者*たちの扇動(せんどう)の言葉(ムヤッサル547頁参照)。詳しくは、頻出名・用語解説「ナディール族との戦い*」を参照。
____________________
1 その他、「壁や砦の向こうに自分たちだけでいる限り、彼らの威勢(いせい)は強い」という解釈もある(アル=バガウィー5:62参照)。 2 この「彼ら」が誰を指すのかについては、「ユダヤ教徒*と偽信者*たち」「偽信者*たち」「シルク*の徒と啓典の民*」といった説がある(アル=クルトゥビー18:36参照)。
____________________
1 これは、バドルの戦い*でのクライシュ族*の不信仰者*たちや、ナディール族より先にマディーナ*を追放された、ユダヤ教徒*のカイヌカーゥ族のことを指すとされる(ムヤッサル547頁参照)。 2 彼らの不信仰と、預言者*に対する敵対心という「事」(前掲書、同頁参照)。
____________________
1 復活の日*という「明日」のこと(前掲書548頁参照)。
____________________
1 復活の日*に自分自身の役に立つ原因となる、善行を忘れさせられた者のこと(前掲書、同頁参照)。
____________________
1 「恭順さ」については、雌牛章45の訳注を参照。
____________________
1 「現象界」については、家畜章73の訳注を参照。