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諸天にあるものと大地にあるものは(全て)、アッラー*を称え*る。かれにこそ(全ての)王権はあり、かれにこそ称賛*はある。そしてかれは、全てのことがお出来になるお方。
かれが、あなた方を創造されたお方であられる。それで、あなた方の内には不信仰者*もいれば、あなた方の内には信仰者もいる。アッラー*は、あなた方が行うことをご覧になるお方。
かれは、諸天と大地を真理によってお創りになり¹、あなた方を作られ、その形を最善のものとされた。そしてかれにこそ、(復活の日*の)行き先はある。
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1 イムラーン家章191「我らが主*よ・・・ありません」の訳注も参照。
かれは諸天と大地にあるもの(全て)をご存知であり、(人々よ、)あなた方が秘密にすることも、露わにすることもご存知になる。アッラー*は、胸中にあるものをご存知のお方。
(シルクの徒*よ、)一体あなた方のもとに、(あなた方)以前に不信仰に陥り、自分たちの事¹(ゆえ)の罰を(現世で)味わった者たちの消息は届かなかったのか?そして彼らにこそは、(来世において)痛ましい懲罰があるのだ。
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1 彼らの不信仰と、悪行という「事」(ムヤッサル556頁参照)。
それは、彼らのもとに彼らの使徒*たちが明証¹を携えて到来した後、「一体、人間が私たちのことを導くだと?²」と言って不信仰に陥り、(真理に)背を向けたからである。アッラー*は、(彼らの信仰や崇拝*など)無要なのだが。アッラー*は満ち足りた*お方、称賛されるべき*お方。
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1 アッラーの唯一性*と、使徒*の正しさを証明する「明証」のこと(アル=ジャザーイリー5:363参照)。 2 彼らは、使徒*が自分たちと同様の人間であることに対し、高慢になった。そしてその理由ゆえに、真理に従おうとしなかった(アッ=タバリー10:8056参照)。
不信仰に陥った者*たちは、(死後)自分たちが蘇らされないと言い張った。(使徒*よ、)言ってやれ。「いや、我が主*にかけて(誓う)。あなた方は必ずや蘇らされ、それから自分たちが(現世で)行ったことを、必ずや告げ聞かせられるのだ。それはアッラー*にとって、容易なこと」。
ならば(シルクの徒*よ)、アッラー*とその使徒*、われら*が(彼に)下した光¹を信じよ。アッラー*は、あなた方が行うことに通暁されているお方。
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1 この「光」は、クルアーン*のこと(ムヤッサル556頁参照)。
かれが、あなた方を集合の日にお集めになる(復活の)日*(を、思い起こせ)ーーそれは、騙し合いの日¹ーー。誰であろうとアッラー*を信じ、正しい行い*を行う者には、かれ(アッラー*)がその悪行を帳消しにして下さり、その下から河川が流れる楽園に入れて下さろう。彼らはそこに、ずっと永遠に留まる。それは偉大な勝利なのだ。
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1 「騙し合いの日」とは、復活の日*の名前の一つ。「騙し合い」の語源となっている「ガブン」の意味は、取引で相手に損をさせること。つまり復活の日*に、天国の徒が天国を手に入れ、地獄の徒が地獄を手に入れることが、あたかも天国の徒が地獄の徒に損な取引をさせたかのように譬(たと)えられている(雌牛章16も参照)。また、その日、不信仰者*は信仰を放棄(ほうき)したことで、信仰者はその至らなさと時間の無駄づかいによって、その損失が明白になる(アル=クルトゥビー18:136-137参照)。
また、不信仰で、われら*の(唯一性*を示す)御徴を噓呼ばわりした者たち、それらの者たちは地獄の徒。彼らはそこに永遠に留まる。その行き先は、何と醜悪なことだろうか。
いかなる災難も、アッラー*のお許しなしには降りかかることがない¹。そしてアッラー*を信じる者は誰でも、かれ(アッラー*)がその心を導いて下さろう²。アッラー*は、全てのことをご存知のお方。
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1 鉄章22も参照。 1 「アッラー*のご命令への服従と、かれの定めたことに対する満足、そしてより善い言動と状態」へと導いて下さろう、ということ(ムヤッサル557頁参照)。
(人々よ、)アッラー*に従い、使徒*に従え。それで、もしあなた方が(アッラー*とその使徒*への服従に)背いたとしても、われら*の使徒*の義務は、(真理を)解明する(啓示の)伝達のみなのである。
アッラー*は、かれの外に(真に)崇拝*されるべきものがないお方。信仰者たちには、アッラー*にこそ全てを委ね*させよ。
信仰する者たちよ、実にあなた方の妻たちと子供たちの内には、あなた方への敵¹がいる。ゆえに、彼らを警戒せよ。そして、もしあなた方が(彼らの悪行を)大目に見、見逃し、赦してやるならば、本当にアッラー*は(あなた方に対して)赦し深いお方、慈愛深い*お方であられる。
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1 アッラー*の道から阻(はば)み、かれへの服従を怠(おこた)らせようとするという意味での「敵」ということ(ムヤッサル557頁参照)。
あなた方の財産と子供たちは、試練に外ならない¹。そしてアッラー*の御許にこそ、(その試練に打ち勝った者への)偉大な褒美がある。
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1 戦利品* 章28の訳注も参照。
ならば(信仰者たちよ)、出来る限りアッラー*を畏れ*、(使徒*の言うことをよく)聞き、(彼の命令に)従い、(アッラー*から授かったものから)費やせ¹、(そうすれば)あなた方自身のために善いのである。誰であろうと、自分自身の貪欲さから守られた者、それらの者たちこそは成功者なのだ。
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1 雌牛章3「われら*が授けたものから・・・費やす」の訳注も参照。
もし、あなた方がアッラー*によき貸付¹をするのであれば、かれはそれをあなた方のために倍増して下さり、あなた方のために(罪を)お赦し下さる。アッラー*はよく労られる*お方、寛大な*お方。
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1 アッラー*に対する「よき貸付」については、雌牛章245の訳注を参照。
(かれは)不可視の世界*と現象界¹をご存知のお方、偉力ならびない*お方、英知あふれる*お方であられる。
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1 「現象界」については、家畜章73の訳注を参照。