ﰡ
____________________
1 これらの文字については、頻出名・用語解説「クルアーンの冒頭に現れる文字群*」を参照。 2 クルアーン*は、最も素晴らしく、最も明白で、最も的確な意味の語によって、真実を「解明する」。尚このアーヤ*の「啓典」もまた、クルアーン*のことを指しているとされる(ムヤッサル262頁参照)。
____________________
1 「望むことになるかもしれないから、注意せよ」という警告と蔑(さげす)みの念を含む、アラビア語的表現。実際のところ、彼らは絶対にそう望むことになる(イブン・アーシュール14:11参照)。これが、いつのことかに関しては、「地獄に直面する時」「死ぬ時」「復活の日*」「罪深かったムスリム*が地獄から出されるのを、彼らが目にした時」といった諸説がある(イブン・カスィール4:524参照)。
____________________
1 同様のアーヤ*として、家畜章57-58、戦利品*章32、ユーヌス*章50、フード*章8、雷鳴章6、夜の旅章92、巡礼*章47、蜘蛛章53-54、サード章16、相談章18、階段章1-2なども参照。
____________________
1 彼らは「『あなた方のご先祖が崇めていた(アッラー*以外の)神々を棄(す)て、私に従いなさい』という、彼の主張」、または「自分に訓戒が下されたという、彼の主張」、あるいは単なる嘲笑ゆえに、彼を「憑かれた者」と呼んだのである(アル=カースイミー10:3747参照)。
____________________
1 家畜章8-9、111、夜の旅章92、識別章7も参照。
____________________
1 この「真理」には、「クルアーン*」「アッラー*の教えの伝達」「懲罰」といった解釈がある(アル=クルトゥビー10:4参照)。 2 家畜章8とその訳注も参照。
____________________
1 アッラー*ご自身が、クルアーン*をあらゆる改竄(かいざん)からお守りになる(ムヤッサル262頁参照)。詳細にされた章41-42とその訳注も参照。
____________________
1 この「罪悪者たち」は特に、預言者*ムハンマド*の民のシルク*の徒のこと(ムヤッサル262頁参照)。 2 使徒*たちを嘲笑し、嘘つき呼ばわりしたことゆえに、不信仰を「差し込む」(前掲書、同頁参照)。
____________________
1 「昔の人々の摂理は・・・」については、戦利品*章38の訳注を参照。
____________________
1 「追放された」については、イムラーン家章36の訳注を参照。
____________________
1 ただし、それは啓示以外に関することであり、シャイターン*は盗み聞きしたことを占い師などに伝えた後、流星で撃たれたのだという(アル=クルトゥビー10:10-11参照)。詩人たち章223の訳注、整列者章6-10、王権章5、ジン*章8-9も参照。
____________________
1 子孫、下働きの者、家畜などのこと。それらに糧を与えるのは、アッラー*以外にはない(ムヤッサル263頁参照)。
____________________
1 アッラー*はそのご慈悲と英知に即した形で、諸益の宝庫からお望みの者に与えられ、お望みの者には控えられる(前掲書、同頁参照)。
____________________
1 風によって水が運ばれ、それが雲となって雨を降らす様が、風による雲の授粉に譬(たと)えられている。また風には木々の花粉を運び、授粉を促す役割もある(前掲書、同頁参照)。 2 アーヤ*21の訳注も参照。
____________________
1 この「相続者」については、イムラーン家章180「諸天と大地の遺産は・・・」についての訳注を参照。
____________________
1 前者が「アッラー*への服従行為と善行によって、(アッラー*に)近づく者たち」、後者が「罪と悪行によって、(アッラー*から)遠ざかる者たち」という解釈もある(アル=クルトゥビー10:19参照)。
____________________
1 「変質した(マスヌーン)」の解釈には「湿り気があり悪臭のする」「撒(ま)かれた」「形づくられた」といった別説もある(前掲書10:21-31参照)。 2 クルアーン*の中では、アーダム*は「土」「泥土」「変質した黒土」「乾いた土」という、異なる性質の土から創造されたと言及されている。多くの解釈学者によれば、土が固まって泥土となり、それから時間が経って悪臭を放つ変質した黒土となり、それから乾いた土となる、という段階を経て、アーダム*が創られたのだとされる(前掲書10:21参照)。
____________________
1 「熱風」という解釈もある(アル=バガウィー3:57参照)。
____________________
1 同様の情景を描写するアーヤ*として、雌牛章34-39、高壁章11-25、夜の旅章61-65、ター・ハー章116-123、サード章71以降も参照。 2 アーヤ*26の訳注も参照。
____________________
1 この「魂」とは、霊妙(霊妙)な物質のこと。アッラー*はこの物質と共に、肉体に生を宿らせられる。尚「魂」が「わが」という、アッラー*の修飾を受けているのは、「アッラー*の雌ラクダ(預言者*サーリフ*の奇跡)」「アッラー*の館(カァバ神殿*)」などと同様、特別な栄誉を表しているためとされる(アル=クルトゥビー10:24参照)。 2 このサジダ*については、雌牛章34の訳注を参照。
____________________
1 アーヤ*26とその訳注も参照。 2 高壁章12の訳注も参照。
____________________
1 楽園のこと(ムヤッサル264頁参照)。雌牛章35の訳注も参照。 2 「追放された」については、イムラーン家章36の訳注を参照。
____________________
1 この「角笛」については、家畜章73とその訳注を参照。 2 イブリース*の申し出が受け入れられたことについては、高壁章15の訳注を参照。
____________________
1 「精選されたアッラー*の僕」については、ユースフ*章24の訳注を参照。
____________________
1 「門」とは、つまり「階層」のこと(アル=クルトゥビー10:30参照)。彼らは自分たちの行いに応じて、各層に入れられることになる(ムヤッサル264頁参照)。
____________________
1 天国は、死、疲労、戯言(たわごと)、そこでの恩恵の消失、病気、悲しみ、不安など、あらゆる悩みの種から安全な場所である(アッ=サァディー431頁参照)。
____________________
1 「憎しみの念を一掃する」については、高壁章43の訳注を参照。 2 天国の民は互いに訪問し、集まり合い、お互いに向き合って背を見せることもない(前掲書、同頁参照)。
____________________
1 同じ場所を描写するアーヤ*として、フード*章69-76、蜘蛛章31-32、撒き散らすもの章24-34も参照。
____________________
1 「(あなたに)平安を」については、家畜章54の訳注も参照。 2 イブラーヒーム*はまず彼らの挨拶に応じ、それから彼らに食事を出したが、彼らはそれに手をつけなかったので「怖くなった」(ムヤッサル265頁参照)。フード*章69-70、撒き散らすもの章25-28も参照。
____________________
1 イスハーク*のこと。フード*章71も参照。
____________________
1 彼とその民の間に起こった話については、高壁章80-84、フード*章77-83、詩人たち章160-175、蟻章54-58、蜘蛛章28-35、月章33-40も参照。
____________________
1 「町」については、フード*章81の同語についての訳注を参照。
____________________
1 この情景の詳細として、フード*章77-78とその訳注も参照。
____________________
1 別の解釈では、「(私たちが醜行を望んだ時に、)あなたに人々(と私たちの間に割って入ること)を禁じなかったのか?」(アル=クルトゥビー10:39参照)
____________________
1 「私の娘」については、フード*章78の訳注を参照。
____________________
1 これは、アッラー*の誓い(ムヤッサル266頁参照)。整列者章1の訳注も参照。
____________________
1 この「御徴」とは、アッラー*への反抗を恐れない者、ひどい悪行を犯すことにも意を介さない者に対しては、アッラー*もひどい懲罰で応じられる、という証明のこと(アッ=サァディー433頁参照)。
____________________
1 つまりその痕跡は明白に残っており、その道を通りかかる者が目にすることが出来る、ということ(アッ=タバリー6:4911参照)。整列者章137-138も参照。
____________________
1 「藪の仲間たち」とは、藪に囲まれた町に住んでいたシュアイブ*の民のこと(ムヤッサル266頁参照)。
____________________
1 「明白な道の途上にある」については、アーヤ*76の訳注を参照。
____________________
1 「アル=ヒジュルの仲間たち」とは、サムード*の民のこと。「アル=ヒジュル」はそもそも、石とか岩という意味(アッ=タバリー6:4914参照)。尚、サムード*と、彼らに遣わされた預言者*サーリフ*の間の出来事については、高壁章73-77、フード*章61-68、詩人たち章141-159、蟻章45-53、詳細にされた章17-18、月章23-32なども参照。 2 サーリフ*を指す「遣わされた者」が複数形になっていることについては、識別章37の訳注を参照。
____________________
1 この「御徴」は、サーリフ*の伝えることの真理を確証する、数々の証拠のこと。その一つが、巨大な雌ラクダであった(ムヤッサル266頁参照)。その詳細については、高壁章73とその訳注、フード*章64-68、詩人たち章155-157、月章27-29、太陽章13-14を参照。
____________________
1 「(山が崩れ落ちることなく)安全に」とか、「(アッラー*の懲罰から)安全に」といった解釈がある(アッ=タバリー6:4915参照)。
____________________
1 サムード*に下された懲罰の詳細については、頻出名・用語解説の「サムード*」の項を参照。
____________________
1 財産、岩山の堅固な砦(とりで)、力、地位などのこと(ムヤッサル266頁参照)。
____________________
1 イムラーン家章191「我らが主*よ・・・ありません」の訳注も参照。
____________________
1 「反復される七つのもの」とは、礼拝の中で毎回「反復される七つのアーヤ*」である、開端章のこと(アル=ブハーリー4703、ムヤッサル266頁参照)。
____________________
1 「翼を誰かに下ろす」とは、その者に対する優しさや謙虚さを示す、修辞的表現(イブン・アーシュール14:83参照)。
____________________
1 「分断する者たち」とは、クルアーン*のある部分は信じるが、別の部分は信じない、という啓典の民*や、それ以外の不信仰者*たちのことであるとされる(ムヤッサル266頁参照)。
____________________
1 「クルアーン*をばらばらにした」の解釈には、「アーヤ*90と同様の意味」「クルアーン*における彼らの意見を、『嘘』『魔術』『占い師の言葉』『詩』などという風に、『ばらばらにした』」「魔術と見なした」「嘘とした」といった諸説がある(アル=クルトゥビー10:58-59頁参照)。
____________________
1 食卓章109、および高壁章6の訳注も参照。
____________________
1 クルアーン*を「分析(アーヤ*90の訳注を参照)」したり、改変したり、偶像を崇めるなどのシルク*を行ったり、その他の罪を犯したりすること(ムヤッサル267頁参照)。
____________________
1 「命じられたこと」とは、真理へと招(まね)くこと(前掲書、同頁参照)。一説に、このアーヤ*が下るまで預言者*と教友*たちは、イスラーム*の教えを公けにはしなかった(イブン・カスィール4:551参照)。
____________________
1 これは特に、預言者*を嘲笑したことゆえに滅ぼされることになった、マッカ*の不信仰者*らの長であった五人の男たちを指すと言われる(アル=クルトゥビー10:62参照)。
____________________
1 「神」に関しては、雌牛章133の訳注を参照。
____________________
1 この「確然たるもの」とは、死のこと。そして預言者*ムハンマド*は、アッラー*からのこのご命令を文字通り守った(ムヤッサル267頁参照)。